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六層55 逆転
神殿の奥に進むとシスターとエリアを発見した。
エリアは下からリバイバルの鎌を出し、非常に刺々しい姿になっている。
リバイバルが実害を及ぼさないものだと分かっていても、どうしてもその姿が物々しく見えてしまう。
そんな恐怖の化身のようなエリアのすぐ近くで、陰気臭いオーラが解消されて浄化されてしまったようなシスターいるのが非常にミスマッチだ。
「やっと来たのね。すべては終わったわ」
俺が困惑しているとエリアがそう宣う。
なんの説明になっていない。
やつに詳しい説明を求めることにする。
「いや、訳わかんねえよ」
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エリアの話によるとシスターの呪いを治療し、見事無力化に成功したとのことらしい。
「それなら早く治療してくれよ」
「治療不可能な呪いに擬態して、さっきまで欺かれてたのに無理よ」
擬態ってどこのカメレオンモンスターなんだ。
まあ一件落着ということだし呪いの門外漢である俺が口出ししてもしょうがないか。
「ちょ」
俺が流そうと思うとエリアが頓狂な声を出して跳ねた。
何事かと思うと俺の体は頭から地面に向けてダイブし始めた。




