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六層54 リーチ

「くっ!?」


 拳より十字架の方がリーチが長く、エリアの攻撃が届く前にドメスの攻撃が届くかと思われたがその予想に反して痛苦の表情を浮かべたのはドメスの方だった。


「星…」


 みるとエリアの拳からはリバイバルの鎌が伸びており、その刃がドメスの心臓に刺さっていた。


「あんた,酷い状態だけど魂まで呪われてるわけじゃないのね」


 エリアの見立てではドメスの呪いは酷い侵食で手遅れだと言うものだったが目の前の事実を見て彼女はその考えを改めた。


「ちょうど無力化もできそうだし、あたしが治療したあげるわ」


 そう言うとエリアの周りから無数のリバイバルの鎌が飛び出し、ドメスに向けて殺到した。




 ー|ー|ー




「きゃああ」


 神殿の奥から女の甲高い悲鳴が俺の鼓膜を揺すぶる。

 エリアのものかと一瞬考えたが、奴のイメージと悲鳴の感じがどうも一致しない。

 奴の悲鳴はもっと野太そうなイメージだ。

 悲鳴を聞いたものの魂を持っていきそうな感じの。


 消去法的に悲鳴の主はシスターになるが、非戦闘職の奴がシスターを打倒できるとは思えない。


 一体何が起こっていると言うのだろうか。

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