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六層46 散弾

 心底意外な顔をするシスター。

 きっと我々がこの迷宮を攻略するために長居することができないことを知らなかったんだろう。


 それを抜きにしてもあんなでたらめな回数願い続けるなんて狂人か不老の人間でしかできないと思うが。


「どうしてそうやって自分たちばかり得をしようとするの! 許さない、許さない」


 シスターは放心した顔から一転,発狂してこちらに向けて突っ込んできた。


 凶行を阻止するために奴の足を狙って矢を飛ばす。

 だが奴は瞬時に足元から石像を飛び出させて、避ける。


 触れたものをゴージャスにするにしてもそれはないだろう。

 不平を覚えつつ、再び奴を視界に収めると着地した先の燭台をこちらにぶん投げてきた。


 燭台は空中でシャンデリアに変化するとガラスの散弾を周囲に飛ばす。


 それはたどり着く前にイルマスにすべて撃ち落とされる。

 するといきなり浮遊感に襲われた。


 見るとシスターが前のように大十字架を地面にさしていた。

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