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二層⑪ 度胸フェス

「グラシオには悪いけど、保険を掛けさせてもらいたいわ」


「保険?」


 会場前に来るとミカエルがそう切り出し始めたので、オウム返しする。


「あの度胸フェスにあたしたちの内の中で一番度胸がある人間に出場してもらうことよ」


 すると保険の具体的なプランについてこちらに奴は報告し始めた。


「一番度胸がある人間……」


 俺がそう呟くと皆一同アイリッシュを凝視し始めた。

 まあいままでの言動からそうなるよな。


 なんかもう決定事項みたいな感じになりつつあるが、一応ひっくり返せないか試してみるか。


「いや待てよ。そんな保険なんかかけずにグラシオを信じることが俺は大事だと思うぞ」


「何言ってんのよ、あんた! 攻略はそんな甘いもんじゃないのよ!」


「いやそうだけど」


「わかったらあんたも馬鹿なこと言ってないでやること考えるんだよ」


 ミカエルの野郎、いきなりプロ意識の塊のようなことを言い始めた。


「おちょ、ま」


 俺を静止を掛ける間もなくアイリッシュは処刑場こと度胸フェスの会場に連行されていく。

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