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六層23 宿泊
「こちらにおすすみください……」
教会に来た我々は二つ返事で宿泊OKされ、いま現在シスターにベッドルームに案内されている。
廊下にはキンキラキンな調度品がずらりと並び、こちらに向けて照明の光りを反射している。
「なんでここの物はどれもこれもキンキラキンなんだ?」
「星からの賜り物ですので星の輝きを収めていますゆえ」
星の賜り物。
あの腕たちに何かすれば金の調度品がもらえるってことか。
こいつはそんな物を大量に集めて何をするつもりだろうか。
「着きました、どうぞお入りください」
俺がそう疑問に思うとシスターがベッドルームに至ったことをこちらに伝えてきた。
中に入ると天蓋付きの金色のベッドがこちらを向い入れた。
「あれは…」
足を踏み入れようとしたところでベッドの奥に白色のヒトガタが横たえられているのが目に映った。