表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

188/375

六層21 仮眠

「呪いに使えたり、人命救助に使えたり、この腕なんでも使い放題すぎるだろ」


 自分の身を救助したリバイバルに対してそうぼやくと奴らはあっという間に姿を消した。

 意思があるように見えて無機質なようだ。


「エリア無事か?」


「無事じゃないわよ」


 近くで青い顔して腰をついていたエリアにそう尋ねるとそんな返事が返ってきた。

 どうやらシスターの起こした乱高下によって気分を悪くしたらしい。


「酷い目に遭いましたね。あの修道女はどうしますか?」


 腕力的に運べるか微妙だし、どうしたものかと思案しているとイルマスが近づいてきた。


「目視で見えないところまで行ってるし、今はいいだろ。どうせフロアミッションをこなしているうちにまた会いそうだしな」


 俺たちはどう考えてもあの謎のクマたちに狙われてるからな。

 確実に星とか呪いとかを探っているうちに襲撃されて、あのシスターも数珠繋ぎでこっちにやってくるだろう。


「とりあえず疲弊したし、どこかで仮眠なりして休憩した後に攻略を再開したいが」


 ここには宿屋らしい宿もないし、どこそかの家に止めさせてもらうにしてもそんな大きな建物はーー。


 ないと否定を入れようとすると教会の黄色の天井が見えた。


 いや教会があったか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ