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六層6 鎌


地面から出てきた白い手や鎌に向けてすかさず矢を打ち込むが、全く効果がないようですり抜けて向こう側に抜けていた。


エリアが呪いの治療時に使った時も人体をすり抜けていたから物理的には影響しないものなんだろう。


こちらに何もしてこないのなら何の問題もないが何かしてきたときに面倒なことになりそうだ。


「偉く無気味な姿をしてるな。本当にこんなのが願いを叶えてくれるて言うのか? 逆に願いを摘み取ってきそうな形をしているが」


「文句を言うな。俺の弟は確かにこいつに願いを叶えてもらって病を克服したのだから」


男はそういうと鬱蒼と生茂る白い鎌の群れに向けて祈りを捧げ始める。

だが祈りを捧げている割には鎌側には何の変化も起きない。


念のために矢をつがえて様子を見ていたが、結局何も起こらずに鎌は土の中に消えていた。



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