表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

154/375

五層22 種


「逃げられたな。声が聞けたことで確実にあいつであることは分かったが、太陽が効かなかったのが不味かったな」


「真祖でない限りは効くはずなんですがおかしいですね」


「じゃああいつが真祖じゃないのか?」


「真祖は翼を生やすていますからあの人は違います」


真祖でないので太陽の光は効くはずなのに効かない。

トンチか何かか。


「そういえば魔力炉をたくさん持ってたがあれが何か関係してるんじゃないのか!」


困惑しているとグラシオがそう指摘した。


「太陽に作用する魔法なんてあるのか? そんな大規模な魔法があったら魔導のどいつかが大々的にアピールしそうなもんだが」


「俺がしてる限りでは存在しない! でもここならなきにしもあらずだろ!」


聞いた覚えがないのでそう尋ねるとグラシオはそう答えた。


「いや魔術ではないけど、神聖術なら大昔に異端審問にかけられた神父が太陽の神聖力を魔力に変換する研究をしてたわね」


「じゃああいつはそれを利用して太陽の神聖力を全部魔力に変えて無力化してるわけか」


「まあそれが妥当なところじゃないかしら」


「じゃあひとまずはそいつを破壊することで決定だな」


ひとまずの方針は決定したが、神殿の中に忍び込んで破壊するタイミングが難しい。

隠密にたけたイルマスが行ってもやつに察知されたことを考えると奴があちらにいないタイミングとなるが…。

そうなると新たな問題が発生する。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ