表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

146/375

五層14 被害



あの神殿の中は相当にヤバいものを飼っているようだ。


「あの女の願いはしっかり叶えているが、他の人間に見られちゃ困るものに処理させているてところか」


まあ少し道を外れてるとはいえ、本人たちの願いは叶っているし、こちらに被害は及ばないようだし放っとけば良さそうだ。

被害は及ばないと確認できたし、ボスの間の捜索にもそろそろ手をつけるか。

そうすればアイリッシュの加護も回復できるし一石二鳥だし。


「私たちが不死者となることと何か関係があるのでしょうか」


先のことを考えているとアイリッシュが少し不安げな声でそんなことを話しかけてくる。

やっぱりこいつ完全にビビリのこと誤魔化すの忘れてるな。

さっき溜めた加護が今ので少し抜けた。

いかんな、結構減ってるらしいし、ボスの間に行く前に加護を全損しないか心配になってきた。


「ある可能性が高いな。もしやお前自ら神殿の中に入って確かめにいくつもりか、アイリッシュ?」


アイリッシュに神殿に行ってもらうという格好だけをとって加護を今のうちに貯めておくか。


「いや行かなーー」


「そうか、やっぱり行くのかアイリッシュ」


「あれはおそらくアンデッド系列で神聖術でない限り対処できないと踏んでましたが何も準備なしに対応できるものなんですね」


「勇者てアンデッドでも祝福なしで対応できたのね。不屈は対応できなかったけどやっぱり傲慢の勇者は違うってことかしら」


イルマスとミカエルが感心半分疑念半分といった具合でアイリッシュを称え始めた。

アイリッシュの加護が少しだけ回復するのが見えた。

いい調子だ。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ