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五層④ 精神強度


「即死の祝福を!」


青年が声を張り上げると白装束の男たちがあげた刃に謎の白色のモヤが宿っていく。


何か嫌な予感がする。


「アンデッド系の奴らが使うキラーエンチャットじゃないの」


すると案の定ミカエルが不穏なエンチャットについて嘯いた。


「なんだそのいかにもヤバそうなエンチャットは?」


「確か1%くらいの確率で即死のかかるエンチャットだったはず」


「入る確率は低いくせに、効果がおぞましいな。万一のことを考えて極力当たるのは避けたほうがよさそうだ」


矢をつがえて奴らに向けて射ろうと思うと奴らは光の鎖にグルグル巻きにされた。


アイリッシュの仕業だろう。

光を操れるから太陽のある場所では絶好調のようだ。


奴の方を見てみると怯えを含んだ目であのバカデカイ神殿を見ていて、当の本人は調子の良い割に表情は明るくない。


おおよそ即死相手に怯まずにすぐに鎮圧したので加護が上昇しているはずだが。


というよりも先ほどから奴の心の声が聞こえない。


条件を満たしているはずだが、心の声を意識して再度アイリッシュをみると


ーアイリッシュ・コールド精神強度LV2

ー条件未達成


という声が聞こえた。

それを聞くと脳裏を揺さぶられるような衝撃に襲われた。

アイリッシュにメンタリズムが効かなくなっている。







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