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四層⑬ 取引

 背後を振り返るとミカエルが凄まじい勢いでこちらに迫って来る。


「エリアいる?」


「いない。白装束が見えたから跳んでたと思うぞ」


「どれで?」


「同じのばっかだからなよくわからん」


「あのガキ! 見つけたらボコボコよ!」


 手掛かりが限りなくゼロに等しいことを伝えるとミカエルは心の声を駄々洩れにして額に血管を浮かばせた。

 今までキレ散らかしているのは見ているが、ここまでキレたのを見たのは始めてだ。

 エリアに逃げられたことを想像以上に腹に据えかねているようだ。


「落ち付けよ。ボス攻略で協力してくれるていうなら俺らも協力するから」


「あんた、こんな時に限って現金ね」


 ちょうどいいのでミカエルに取引を持ち掛けると、不詳ながらもこちらの取引に応じるつもりであると奴は答えた。

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