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四層⑧ 地下
黒煙が晴れて、イルマスに文句を言ってやろうと思うと、ナイフを片手に持ったリッチャンと何やら話しているのが見えた。
なんとなく何が起き、何を話しているのかはわかったので、ここは下手に突っ込んでいかず後程忠告することにする。
焦土の上を歩いてしばらくすると目測通り迷宮都市の扉の前までたどり着けた。
扉を開けるために触れようとすると一人でに開いた。
扉の向き追う側には人通りの少ない通りと、地下へどうぞと書かれた看板が広場に置かれているのが見える。
どうやら何やらここも変わり種の迷宮都市のようだ。