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四層⑦爆発

 姿を現したそいつの体色は黒で、さらに赤色の亀裂が体に刻まれている。

 粘液質なその姿はスライムぽい見た目だが、俺の知ってる緑色のそれとは少し異なっていた。


「なんだこのスライム?」


「上にはいないタイプですね」


 疑問に対してファイルが答を出すと、スライムの上に魔法陣が生じた。


「爆発系統の魔法陣……。なるほど、爆発するスライムということですか」


 その姿を見たファイルが納得したように呟くと


「納得してんじゃないわよ。対処しなさいよ」


 ミカエルが剣の柄でスライムを打ちあげた。

 空に飛んだスライムは少しすると発光して、空で爆発する。


「付言しておくけど、ああいうタイプは剣で切ったりすると爆発することが多いから。安易に切りつけないようにね」


「ミカエル、昔、爆発系の魔物の群れに突っ込んでてパーティー吹っ飛ばしたもんね。アダダダ」


 ミカエルの補足にエリアが茶々を飛ばして、制裁に懸けられる。

 懲りねえなと思っていると視線の先で大剣が地面を粉砕して食い込んでいくのが見えた。


 イルマスが独断専行でやったな。

 そこまで考えが至ると、地面が爆発し、更に砕けとんだ土塊がスライムに当たったようで連鎖的に爆発が起こった。

 気付けば目の前で大爆発が起こり、黒煙に包まれていた。


 おそらくこれで迷宮都市までの障害がなくなったが、もっとなんかあっただろうと思わんでもない。

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