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夏の日

たくさんの小説の中からこの作品を閲覧して頂き、誠にありがとうございます!



微エロ

シリアス

禁断



的な要素がございますので苦手な方はお控えください。

その日はセミがうるさい夏の日で、

とても青い青い空を四角い窓から眺めていた。





極端に近い距離で座っていた双子の弟と触れ合っていた肌は湿っぽく汗ばんでいた。





「ねー、俺にもそのアイスひと口くれない?」




「あんた、そうやって言っていつもすごい量持ってっちゃうじゃないの。」






でもその感覚がどうにも気持ちが良くて。


男性と触れ合ったことは無いから、この感情が何かを知らなくて。これは普通の感情なのか、それとも異常なのか。





いや、知らないフリを続けていただけかな。


子供なら、「知らない」 と言ってしまえば全て許されてしまうような気がして。







「...俺がさ、」




神妙な面持ちで口を開いた彼を見て、心臓がドクンと跳ねた。





(今、同じ事考えてる)









「美月を好きだなんて言っちゃったら迷惑する?」






「しない、って言ったら洸はどうする?」








双子である私たちは、そこで何かを感じ取ったのか、引き寄せられるようにキスをした。






死守したアイスだって、結局こいつが持って行ってしまうのだ。





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