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成人コミック 初級編

 

 どうも、今回は成人コミックに関しての小ネタを少しばかり。


 二次元である成コミは、購入層が比較的若いのは想像に容易いと思いますが、なろうの住民はおそらく購入するなら成コミの層だろうということで、ネタを選びましたが、正直お話する内容というのは、すごい薄いです。

 なぜかと申しますと、アダルト特有のコレといった特徴がなく、日々行っている業務は一般的な本屋さんとほぼ同じだからです。

「新品を仕入れ、中古を買取、売れ残った新品を返品する」


 ただこれに尽きるのでアダルト業界としての特有のものはほとんどありません。しいていうなれば、コンビニ業界とのパイの奪い合いでしょうか。

 成年コミックは、一般コミック同様、各出版社が立ち上げる専門誌に掲載されたものを単行本化するという流れは同じです。つまり、成年コミックの源流は雑誌販売から力を注ぐべきなのですが、コンビニでは成年雑誌コーナーがあり、到底集客や利便性では勝てず、おそらくアダルトショップで二次元系の新品雑誌の売上は、ほぼ赤字のところが多いと思います。

 ただ、雑誌も書籍販売の部類ですので、新品であれば返品することが可能です。つまり、利益は取れないけど、売れるなら置いておくか、みたいなお店も多いと思われます。

 事実、筆者の店舗では、新品成年雑誌をそんな感じで置いてましたし、赤が出始めたので綺麗さっぱりコーナーがなくなったほどですので。


 しかし、そんなアダルトショップ業界にもすこし希望が見えているのは、大手コンビニが店舗レイアウトを変更し、雑誌コーナーの事実上の縮小、という情報です。これで店舗での雑誌の売上は上がるでしょう。ですが、長い目で見れば、コンビニにより普及した成年雑誌が店頭から消えるのであれば、成年コミック業界としては先細りになると、予感せざるをえません。




 では、すこし話を変えまして前回同様、選び方のあれやこれやです。成年コミックもたくさんの出版社、でもないか、が出してきています。

 個人的に、そう個人的にですよ? 大手三社と呼んでいる出版社があります。具体的な名前は控えた方がいいかと思うのでそれぞれ、「ワニさん」「神(got)」「ロリ」これで以下略とさせてもらいます。


「ロリがなにかわからないだって? おととい来な!」


 と言うわけもなく、ロリといえばもうあそこしかありません。ええ、あそこです。店頭に行ってみてください、ロリ漫画は大体ロリです。他ふたつがほぼまんまなのは、お許し下さい。


 筆者の店舗で売上がいいのは大体、ワニさん、神、ロリの順。

 おそらくこの並びを現実で想像した場合、ロリが一番つよいですね。



 冗談はともかく、それぞれ出版社の特徴というものがあります。

 それの最たるものは、もちろんロリ出版です。ここは清清しいほどにロリしか出してきません。この世からロリコンは絶滅しません。紳士とはそういうものなのです。


 そして、次に分かりやすいのはワニさんでしょうか。ここの表紙はすごく良く出来ていて、たくさんの本が並んでいても、すごく目立つんです。そういう色使いをしていて、専門のカラーアドバイザーでもいるのかと思うほどです。ロリと比較しますと年齢層はおねえちゃん、と呼ばれるくらいのタイトルが多いでしょうか。純愛系や、ハーレムものなど、ジャンルは幅広いですが、陵辱系とかは少ない印象ですね。


 神に関してはジャンルでの統一感はそこまでありません。しかし、ここは筆者の推し作家がいるので、えこひいきしているといっても過言ではありませんね。


 ジャンル別に言えば、近親相姦モノを多く出版している印象の「黒絵」さんとか、お姉さんモノが人気の「チン(TIN)」など、店頭に行けば小一時間くらい迷う感じなのですが、大体は作家さんの人気とかだったりするので、成年コミックを選ぶ際は好みの絵柄の作家さんを覚えておけば、大体失敗しないと思います。



 さて、とはいえどもいざ店頭に立ってみると、迷うのが人という羊。

 アダルトビデオのようなパケ詐欺とか、グッズのように本体が見えないというわけでもない、成年コミックにおいて、表紙こそ命。といっても過言ではないでしょう。


 店頭で表紙を見て選ぶ。

 これほど普通で無難な選び方もないと思います。悪いという意味ではなく、これしかないという意味で。


 しかし、店員だからこそ分かるワンポイントアドバイスとしては、裏表紙を見るのです。


 表紙の絵で一目惚れをして買ったけど、中の絵や、最中のシーンの顔がイメージと違った、なんてことはよくあることですよね、成年コミックに限らず。

 そんなとき、すこしだけ参考になるのが、裏表紙だと思っています。全部ではありませんが。


 そもそも、表紙が命のコミックでは、作家さんも編集さんも何度もリテイクを重ね、よい表紙作りをするのは当然だと思うのですが、その事により、普段の画風とすこしイメージにズレが起こっている作家さんがたまにおられます。もちろんどちらもいい絵なのですが、印象が違うとヌキどころがズレてしまうなど、読者としては考える所になるわけです。


 写真では可愛いのに、実際に会ってみると、「なんか違う」となる時、ありますよね。

 もちろんどちらも可愛いとは思うが、印象が違う。そういう認識ズレ。


 そんな時こそ、裏表紙。


 裏表紙ももちろんリテイクや、試行錯誤は成されているでしょうが、中身との印象のズレを感じないことが多いです。(筆者の経験談)

 ですが、これも全部が全部ではありませんし、個人的な印象を文字に起こしているだけですので、ふーん裏も見てみるか、くらいの認識で構いません。




今回はこの辺で、終わりとさせていただきます。

では、次回までさようなら。



正直、話すことは色々あるけど、みんなは何を聞いてみたいのか、というところにはさっぱりなので、次回もネタが決まり次第、更新していきたいと思います。

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