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魔王の娘は世間知らずっ!  作者: 綾鷹ひぐ
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第5話 いざ冒険へっ!

第5話 いざ冒険へっ!


 昨日の騒ぎから一夜たった。


「知らない天井だ」


 どこかで聞いたことあるセリフをつぶやきながらは目を覚ました。


「起きろリーリエ!俺らの初冒険だぞ!」


 いつもはグダグダしてるリーリエだが冒険という単語を聞いたらすぐに起きて支度を始めた。余程楽しみだったらしい。


「そういえばユウは武器持ってないけど大丈夫?」


 確かに元の世界の魔王に負けた時にあいつに装備一式を取られていた。


「鍛冶屋で安い剣を一本買っとけば十分だろ、伊達に勇者やってなかったしな」


 少しカッコつけながら言った。この辺のモンスターなら下級装備で大丈夫だと思った、それに剣の腕には自信がある。だって勇者だからね。


「ならいいけど」


 心配そうに言う。あまり信用されていないらしい。確かにリーリエには俺が雑魚に見えていてもおかしくはない。この親子が強すぎるだけなのだが。


「とりあえず集会所行ってみるか。新しい情報とか入ってるかもしれないし」


 リーリエが頷いたので集会所に向かうことにした。昨日とはいえあんな騒動の後なのでまだ騒がしかった。


「おはようございます、なんか新しい情報は入ってますか?」


 受付の女の子に聞いてみた。


「あ、昨日のフラグ立てた人ですか。おはようございます。新しい情報ならこの辺に見たことのない生物がたくさん現れたことぐらいですよ、後は特にありません」


 昨日とは一転明らかに反応が冷たい、この子は俺のせいで魔王が現れたと思っているらしい。確かに魔王が今まで一人も居なかったこの世界に魔王が突然現れたのだからそう思って仕方ない。俺関係ないけど。


「本当、なんかすいません...とりあえずそいつらを倒してきますね」


なぜか罪悪感で胸がいっぱいになったので一応謝っておくことにした。


「大丈夫ですか?現れた生物はとても強く熟練冒険者達が一瞬で倒されてしまいましたよ?」


「大丈夫ですよ!腕には自信があるので!」


ここは皆んなを守るため頑張るしかない。なんてったて勇者だからね。


「わかりました。なら討伐クエストを発注しますね。同じ目に遭うこと心からお祈りしております!」


「ファッ!?」


 さっきまでの冷たい態度から明らか変わり生き生きとした表情で送り出してくれた。怖すぎるだろ。この子からの信頼回復と罪滅ぼしのためにさっさと倒しに行くことにした。モンスターが現れた所に行く前に鍛冶屋で500ゴールドで鉄の剣を買った。元の世界で使ってた武器と比べるとやはり使いずらそうだが今はこれで十分だ。


「じゃあ早速行くか」


 準備も整ったのでその場所に向かうことにした。


「うん!」


 今からモンスターを倒しに行くというのにリーリエはノリノリで歩いている。すると、急に立ち止って振り返った。


「どうした?」


 いつもとは違う真剣な顔だったので畏まって聞いた。


「あなたは死なないわ、私が守るもの」


 またもどこかで聞いたことあるセリフが飛び出してきた。真剣だったリーリエの顔はドヤ顔に変わっていた。何その言ってやったぜぇ!みたいな顔。


「別にラミ◯ルと闘うわけじゃないから大丈夫だろ」


 的確なツッコミを入れるとリーリエは反応もせずに前を向いてまた歩き出した。こんな時どういう顔したらいいかわからない。


「早く行こ」


 反応を全くしてくれなかったリーリエだが少しだけ声が楽しそうに聞こえた。この世界での生活にも慣れ、リーリエとも打ち解けられてきていると思う、多分だけど。とりあえず今は目の前のクエストに集中しょう。受付の女の子のお祈りが届かない事を祈るユウであった。


時間間違えて投稿してしまったので再度投稿です!

すいません。

このぐらいのペースでやっていきたいと思います!

慣れてきたらもう少し上げていきたいです。

これからもよろしくお願いします!

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