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文gave  作者: うおたま
3/14

ep.3 MEティング?

前半戦が主なトリックメインです。

後半割と人間的ですね

いつも通りの部室、いつも通りの面々。いつも通りの部活・・・とは行かなかった。

「それでは、予算審議会も終わったことで第2回文芸部ミーティングを始めます」

部長の小野山(おのやま) 恵子(けいこ)。2年生だ。眼鏡をかけ、いかにも真面目っていう印象が強い。いつもは明るいのだが今日は嫌に暗い。

「まず、部員2年部長、小野山恵子。そして、副部長 大山田(おおやまだ) 奏美(かなみ)。」

大山田は新聞部と兼部している。少し、いや結構刺のある言い方をするが、文芸部の主な情報源となっている。文芸部の中では1人、ショートヘアである。

「最後に、2年 滝田(たきだ) (こう)

ついでに、美術部もやっている。兼部は大山田だけではない。このことについては・・・言わないでおこう。

「1年白川 純。前橋 耀華。後藤 型武。」

部員は総勢6人。先輩に2人いたが引退。そして、緊張した面々は気になるあの話題に耳を傾ける。

「今年の部費は・・・」

小野山が近くのメモ用紙にさらさらとかく。難しい顔をしている。部員が増えたこともあって、部費は上昇。しかし、雀の涙ほどだ。

「去年から計画してる合宿は・・・できます!」

一同弾けたように踊り出す。そうだよ。このテンションだ。じゃないと気がくるう。

「何なんですか?これは?」

1人、状況を理解していない1年が部室に入ってきた。後藤型武である。文芸部二人目の男子。

「滝田ぁ、話聞いてた?」

大山田の問に頷く。そう、俺が滝田幸なのだ。


そりゃあ、驚いた。部屋に入るなり踊り狂ってるのだから。唯一冷静なのが滝田だけだった。僕はもう1度聞く。

「何やってんの?」

白川が踊りをやめて答える。よっぽどテンションが上がって、自分でも予期しないようなことをしたのだろう。顔が真っ赤だ。

「あ、あの。危ぶまれてた合宿が決定しまし、決定した、よ」

普段から敬語ばかり使っているのだろう。前橋に「敬語禁止!」って言われてからは、たどたどしくもタメ口で話してくれる。

「カタム、遅かったじゃん?何してた?」

大山田が聞く。この先輩はどうも苦手だ。小野山いわく"ツンデレ"らしい。多分、小野山はツンデレに意味を知らないのだろう。どちらかというと前橋と性格が似ている。

「教室の掃除、当番の人がほとんど逃げて。ほんと大変だったんですよ!」

「今度の記事になりそうね」

「冷やかしはやめてくださいよ」

すると、次は部長に話しかけられた。

「後藤くん、これ今月の活動内容の紙」

紙を見ると、大きく文化祭のための企画!と書かれているだけ。それ以外自由。と書いてあった。

「後藤くん、言おうと思ってたけど私にもスイリショーセツ貸してよ」

前橋だ。きっとにやついてるところから、それを読んでおおかたネタにするに違いない。

「バカにする気だろ!」

図星だ。だが、表情は崩さない。

1人1番気だるそうに画集を見てる滝田が気になった。どういう経緯か知らないが、文芸部に籍を置いている。わかることは二つ。絵がすごく大好きで上手いことと、全くしゃべらないこと。

「滝田先輩、お疲れ様です。よく疲れませんね」

表情からはやれやれ、という感じが見られた。疲れないわけがないだろ?という顔。あくまで想像だが。

騒がしい。けどみんな自分のやりたいことが出来る。うるさい。けど近くにいて、苦にならない。気軽だからこそ、僕は半ば強引に・・・ジブンノイシデニュウブシタ。けど、後悔はない。案外楽しいものだ。

すると、ペンが顔に飛んできた。

「ごっごめん」

前橋のペンがどういう経緯か、顔に飛んできた。

僕も闘争に加わる。

「前橋!」

まだわかり合うには時間がかかりそうだ。

実は、滝田目線で進んでて、後藤があとから来るという結末でした!

上手くかけてたでしょうか?

長編は、10話前後くらいから始めたいかなと思います!

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