3話
【ダンジョンにプレイヤーの侵入が確認されました。エネミーデータを構築します】
久しぶりに感じたその声に身体が作られ僕は今まで通り、何時の通り前に歩いていく。
ある程度歩くと足元に感じる凹凸で前のフロアの性質を知る。
そのフロアは太陽に照らされた緑に染まっている。
プレイヤーの反応を調べるが反応はない。
木々の根に引っ掛からない様にしながら次を目指す。
(……………)
少し長い時間を掛けて通路に出る。
通路にもプレイヤー反応はない。
通常通りに先を進む。
(……………)
ふと、身体の中の何かが切り替わりプレイヤー、その集団が通路の曲がり角付近にいることが感じられる。
相手の策敵が此方に気付いていないことから先攻を仕掛ける。
『…!』
先攻は成功、最もレベルの高い存在の消滅を確認。
『来たぞ!お前らぁ!』
『…っぶす!死ねぇぃ』
前衛二十八人、後衛四十五人を確認。
スキルで致命傷を狙うよりも一撃離脱で隙の少ない通常攻撃を優先。
『おりゃ!これはどうだ』
毒瓶の被弾を確認、同じ物を後二回被弾すると毒状態になる可能性は大。
優先を変更。
『……毒が駄目ならこっちはどう?』
別プレイヤーから麻痺攻撃を確認、脅威は小。
優先は変わらず。
『うっ』
消滅を確認。
だが、近くで詠唱の反応あり。
後衛のプレイヤー複数が発生源の模様。
優先を変更。
『…巻け…………し………煉獄よ……ファイアーストーム!』
魔法の発動を確認。
広範囲魔法により回避は難しい。
ので防御を選択。
『見て!体力が減っているわ!』
『存在が無敵ってわけじゃないのか……!』
『熱い熱い!熱…あっ、』
『めんご、また始めの街で会おうぜ』
HP減少、プレイヤーからの追撃あり…
回避を……失敗。
HP減少、一定以下のHPに減少したため攻撃パターンの変更ををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををを
嫌だ
僕は、【飛翔落山剣】で一旦空中へと跳ねて攻撃を回避し、そのまま叩きつける様に下のプレイヤーを消し飛ばした。
そして、プレイヤーの密集している場所へ行き【嵐撃】を発動させる。
それにより粗方のプレイヤーは消滅したが、ランダム判定もあってか数人は残っている。
【衝剣波】をばらまきながら残りも全て消滅させた。
【ダンジョン内からプレイヤーの存在が消滅。設定変更、破損箇所の修復と内部構造の変更、モンスターの一時消滅】
声だ。
その声は僕を無に還す。