現在。
「ふぁ~あ・・・」
情けないあくびをしながら六畳の部屋を出る。
木なのか竹なのかよくわからない材質の廊下にとりあえず出た。
廊下に出たのなら廊下を歩く。鉄則だ。
なんて、わけの分からないことを思いながら先へ先へと進む。
朝早かったのか、廊下には誰もいない。
(もう少し寝りゃよかったかな?)
まあ、時すでに遅しなんだけどな。
本当にこの季節は朝が冷える。
この前なんて、起きたら喉が乾いてたから、
アクエ○アス飲んだらトイレ直行だったし。
朝にそんなもん飲むな!って言われたし。
そんなに不自然か?喉が渇いたから飲む。何が悪いんだ?
ただ腹を壊すだけで・・・大問題だな。
俺は昔から腹を壊しやすい。
夏にどこにいるのか分からなくなって、金も置いてきたから飲み物が買えなかった。
夏に何も飲めずに迷子→地獄 という事は誰でも簡単にわかるだろう。ぶっ倒れなかっただけ奇跡だ。
だから、やっと帰ってこれたとき本能に任せて麦茶をペットボトル(2ℓ)2本分を一気飲みした。
結果、熱中症・脱水症状にはならなかった。だが・・・まあ、察してくれ。
※察する・・・勘づく。
ちょっとぐらい、いーじゃん!とも思ったが、後から考えるとすっごい恥ずかしかった。黒歴史だ・・・
そんなこんなで俺、上田夕はこっちの世界で13年間存在してきた。
自分で言うのもなんだが、絵に描いたような臆病者である。
とても上がり症で、親しくない人と話すのは苦手。
なので、話をする人は限られていた。
こっちの世界に来ても・・・
さて、そろそろ前方に扉が見えてきた。
Q 開けますか?
A 言うまでもないだろう?
ギイィーーー
という音を立てて開いた扉の向こうにいたのは・・・
「あ!夕さん!おはようです!」
黒い羽を生やし、
「おう。おはよ。」
赤い目を持った、
「文。」
少女だったーーーー
どうだったでしょうか?
酷い出来でしょう(汗)
takuというものです!
東方が好きなので、投稿し始めました。
なにとぞ、よろしくたのみます!