表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

パスワード8文字以下は許されぬ

作者: yuki

Twitter……それは青い鳥で有名なSNS。

2006年よりサービスが始まり、今や全世界に広まり、官公庁ですら国民への告知に利用するなど、もはや日本国民にとってはインフラとなりつつある、Twitter。

そんなTwitterも2022年4月初旬、時の人イーロン・マスクにより買収、その名前を「X」と改名し青い鳥はもはや過去の鳥となった、そんなTwitter(X)。


話しは変わりますが、僕はWebサイトを制作するお仕事をしております。

そのサイトの中にはTwitter(X)のタイムラインを埋め込んだりもするわけですが、ある日その埋め込んだタイムラインがおかしいことに気が付きました。

通常であれば最新のツイートが表示されているはずなのに、そこに埋まっていたのはもう何年も前の古い情報で、明らかにおかしいな? という画面が現れていました。

うーんどういうことだろう? 最近、なんか埋め込みのエラーとかもあったしそういうエラーの流れかなぁ? と、同僚に聞いてみると、もしかしてチェック用のスマホはtwitterにログインしていないせいでは? という話の流れに。

なるほど、確かに僕がその時手にしていたのは会社のandoroidスマホで、twitterへのログイン権限はありませんでした。そこで自分のスマホを手に取ってみると、確かにタイムラインは通常通りに表示されています。これでtwitterをログアウトして同じ状況になれば、なぜタイムラインがおかしいのかが明らかになるはず!



――――これがすべての始まりだったのです。



僕は何も考えずにTwitter(X)をログアウト、チェックのためにアップされているサイトを見に行きますが、タイムラインは通常通り最新のものが表示。

あれー、これが原因じゃないのかぁ……じゃあ今すぐ解決は無理かなぁうちの問題じゃないもんなぁ、そう思って再度ログインしようとしたところ。


パスワードを変更してください


そんな画面が表示されました。

しかしその時僕は仕事中、さすがにそんなことしていると怒られてしまいます。

やれやれと思いつつスマホを置き、僕は仕事へと戻りました。


そして終業後。

帰る前の僕の日課は、帰宅のためのJR線が止まっていないかをTwitter(X)で確認することでした。

おいばかまた止まってるじゃないかやめて帰れなくなるからやめて夕方に止まるのやめて京都線。

――と、そういえばなんかパスワード変更しろとか出ていたな。なになに? 認証コードを送るからそれを入力してくれ? ふむふむ、こういうのにはよくあることですね。認証コードを送られてくるのはTwitter(X)に登録したメアド、これは問題なし今も生きているアドレスです。

さあ来い認証アドレス! ……さあ来い認証アドレス! 来い!! ……来ない!!!

待てど暮らせど認証コードはやってきません。

おかしいなーと思いつつもう一度認証コードを要求……来ない! もしや迷惑メールに引っかかってる可能性が? 引っかかって……ない!

認証コードが来ないことにはパスワードの変更ができず、ログインもできない!


これはどういうことだろうと、Twitter(X)側に問い合わせの連絡を送る僕。

待ってても来ないならもう今日は諦めて家に帰ろう、JRはきっと遅れてないよね。そう思い、その日は帰宅、一晩Twitter(X)にログインできぬままとなりました。



翌日。

メールフォルダを見るとTwitter(X)から返信が!

勝った! Twitter(X)からの返信きた! これでログインできる! メールを開くとそこには!!



ご利用のアカウントで不自然なアクティビティは検出されませんでした。

パスワードの強度が十分じゃないから変更してね。



…………いやいやいや、それはわかっとんねん、変更でけへんから問い合わせとんねん。

と、思わず僕も関西弁で反応。パスワード変更でけへんいうとるやろー!

これは話が通じてないなと思い再度問い合わせ、返事を待つ、待つ、待つ。



ご利用のアカウントで不自然なアクティビティは検出されませんでした。

パスワードの強度が十分じゃないから変更してね。



んあああああああああああああ通じてねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!

全く同じやり取り! 全く同じ返答! ていうかこれテンプレ返答じゃねーかフ〇ック!!

と、イライラしながら何度か問い合わせをしていると、いつものテンプレ返答ではない返答が返ってきました。



ご利用ありがとうございます。早速始めましょう。

まず、サポートリクエストを送信したメールアドレスからこのメッセージに返信してね。

それをもって、このアドレスからアクセスできるって確認してサポートに入れるからね。



よっしゃよっしゃ流れ変わったなこれで勝つる! さぁこの返信してーアカウント復活までの道のりも見えたで工藤! 返信……返信……来ない! 全く来ない!! なんだこのサポートふざけてんのか! そしてまた帰ってくるテンプレ返信。どうしてサポートがサポートしてくれないのですか……どうして……どうして……。


で、どうにもならなかったので何か他にアカウント復活の方法がないものかと色々と調べてみてたんですが、どうも同じようなことになっている人がかなりいるようで……どうも、Twitter(X)のアカウントを作った頃と今とでパスワードの文字数に関してのルールが変わったのに抵触したみたいなんですよね。


過去)パスワードは6文字以上が必須

現在)パスワードは8文字以上が必須


これが、過去のTwitterと現在のTwitter(X)でのルールの違いになります。

で、僕の使っていたパスワードは見事にこの8文字以上、の部分に引っかかってしまっていました。7文字ですよ7文字、ギリギリで引っかかっている! それでパスワードの変更を求められていたんですよね、安全性が足りないから、って。

まぁ安全性について言われたら仕方ないし変えてねって言われるのもしかたない、むしろありがたいと思います思うんですけどね!


なら!

ちゃんと!

変更できるように!

しろーーーーーーーーーーっっ!!


なんかもうこの問題、数か月にわたって未解決らしいじゃないですか! こんなクリティカルな問題を数か月! 数か月放置はありえないでしょもう毎日システム障害ってランプちかちかついててもなんも言えないよくそっくそっ!

……結論として、これまで使っていた僕のアカウントとはお別れすることになりました。くそー、もうTwitter(X)上でしか付き合いのない人とかもかなりいたのになー捨てるの悔しいなー、そや! 前のアカウントからフォロワーさんもう一回フォローしたろ! 

と思ってたのにこっちもバグかなんなのかフォロワーさんのリストは50人程度しか見れないようです。

なあああああああああああああああああああ!!!!

Twitter(X)くん! 君にはがっかりしたよ!!

とはいえ、現状のSNSってTwitter(X)以外に引っ越し先がないのが問題ですよねぇ……Tiktokとかはまた違いますし、InstagramつながりのThreadsはあまりの陽のオーラで僕には無理無理。南無南無。こうして文句たらたら、結局僕はTwitter(X)から逃げられないのでした……アカウント転生したけどイチから構築するのしんどいよぉ……!



画面の前のみんな!

Twitterに登録しているメールアドレスはまだ使えるアドレスかな? もしかして……昔契約していたプロバイダのままとか、長い間放置しててもう使えなくなってるアドレスとかじゃあないかな!? 「あれっなんだっけ?」と思ったみんなはすぐに確認だ! 

そして……パスワードが僕のように短いみんな! 恐怖におののけ! 何かの拍子でログアウトしたらもうそのアカウントは死んだも同然! 二度とログインはできぬものと知れ!!


……いやほんと、気をつけましょうね……僕のようになる前に……!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] エタった作品が多数ありますが、今度再開される事はあるのですか?
[一言] Xのテンプレ回答、この間受けてきたのでわかります。 こちらのお伝えしたい内容をわかっているようで、わかっていない笑 メールアドレスがすでに消え去っているアカウントでの、パスワード変更ができ…
[一言] 8とかのギリギリだと数年後に今度は10文字にしてくださいとか言われそうw自分は長いけど最低14だったので一安心です(きっと15年は持つでしょうw
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ