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トラップ☆トラップ☆ガーリートラップ!  作者: 利中たたろー
第三章 豊葛十六夜と後継者たち
75/85

中間整理

第三章が終盤に入ったので、一度ここまで出てきたキャラクターを整理しましょう。出てきていないキャラは二章までにしか登場していないキャラです




 ☆キャラクター整理



 村雨焔(むらさめほむら)/村時雨華炎(むらしぐれかえん)


 両親と家を失い、奇跡的にその容姿に目を付けた十六夜に拾われた男の娘。月光館随一のパーフェクトメイドにして、千春峰女子学院のお姉さま的存在としての地位も確立しつつある。

 可憐な少女然とした見た目。いい匂いがするさらさらの緋色の髪。スカートとメイド服がよく似合う可愛い可愛い主人公。だが男だ。

 家事お世話接客お客様対応(戦闘)も、なんでもできるウルトラハイスペック。なんでメイドなんかやってんだろこの子。


 お下の話には耐性も知識もない。肉体関係の意味を知らない。脳内ピンク(へんたい)の下弦からピュアと言われる。

 なんだこれ生娘ですか。


 両親を火災で亡くしているはずだが、記憶に齟齬が……?




 豊葛十六夜(とよかずらいざよい)


 豊葛家五人の子供の内、一番末っ子の第三女。華炎の飼い主……もとい雇用主。彼女にとって華炎はペットのワンちゃん……もとい従順な従者。相変わらずかえんをおもちゃに遊んでいたが……


 今でこそ自分の居城を持って独立した生活を送っているものの、五年前まで豊葛家本家の地下で兄姉たちの手で監禁生活を余儀なくされていた。

 同時期に監禁されたセレンと協力者たちの手助けを借りて逃げ出したのが五年前。


 彼女の中で豊葛の血は半ば忌むものとされており、名字で呼ばれることを嫌悪している。

 豊葛グループの後継者として指名されていた。




 月詠(つくよみ)セレン


 十六夜に仕える従順で優秀なメイド。その付き合いは八年以上に及び、お互いの信頼は深い。メイド長であるが、それ以上に十六夜の理解者。輝く月のごとき銀髪を持つハーフ。

 年齢の話になったり年齢の話を脳内で考えたりすると(理不尽にも)、自分はまだ二十代前半だと主張してキレる。


 ふしだらな母と資産家の父の間に生まれるが、父の会社の業績悪化と共に母は夜逃げ。その父もセレンを豊葛家に売り払い、セレンは一時期奴隷として扱われた過去がある。

 その中で当時拷問されていた十六夜と知り合い、数々の経緯を経て今の生活に落ち着いた。


 格闘技術にも優れ、華炎とスパークリングをすることも。




 木暮(こくれ)マグノリア


 千春峰女子学院2-Aに所属する華炎のクラスメイト。村雨焔としての彼と幼馴染みでもあり、旧知の中。

 金髪だが地毛。セレンと同じく外国の血が入っているクォーター。言動もギャルっぽいが根は真面目。成績優秀で社会に迷惑をかけないで貢献している『ネオスーパーギャル』を自称(つまりただの優等生と言ってはいけない)。

 焔の女装生活を助けるため、メイクアップの講習をしている。


 危機察知能力に優れ、彼女の言う『嫌な予感』はかなりの確率で的中する。




 姫小路綾姫(ひめのこうじあやひめ)


 千春峰女子学院2-Aに所属する華炎のクラスメイト。アートディーラー『HIMENOKOJI商会』会長姫小路真傘の娘。

 黒髪のおっとりした雰囲気を纏う、古き良き大和撫子。華炎とマグノリアの二人と一緒にいることが多く、仲良しトリオと呼ばれる。華炎も女装バレしないよう気を付けてはいるものの、一緒にいると気が楽になるとか。

 しかし、その一方で家庭の話になると途端に無口になったり話題を変えようとすることも。




 鬼灯上弦(ほおずきかみつる)


 妹と共に華炎より三ヶ月早く屋敷のメイドになった新人メイド。茶髪で明るいお話上手の陽気なメイド。接客部門で先輩たちに鍛えられ、いよいよ実戦投入! ……のはずだった。

 華炎のことを下の名前で呼び、年下の友人として接する。華炎曰く一緒にいるとぽわぽわの雰囲気で癒されるとこのこと。


 他のメイドたちと違い新人な上に接客が専門なので、戦闘能力は皆無。




 鬼灯下弦(ほおずきしもつる)


 姉と共に華炎より三ヶ月早く屋敷のメイドになった新人メイド。茶髪だが姉と反対に話下手で、やや暗め。脳内思考が常に下ネタと結び付く脳内ピンク。つまり変態。

 そんな下弦だが他のメイドたちにない美術品全般の修復修繕が可能という特技を持っていて、屋敷の中でも独立したポジションを獲得しつつあるとか。


 華炎のことを赤髪コスプレミニスカメイドと呼ぶが、親愛の証なので貶しているわけではない。……毒舌ではあるが。




 豊葛朧(とよかずらおぼろ)


 【豊葛グループ】の総合会議議長という肩書きを持つ、グループの首魁。一代でグループの規模を三倍以上拡大させ、世界の三分の一を牛耳るとさえ言われている男。

 江戸時代末期から続く『豊葛家』の直系の一人。妻は豊葛雪花(とよかずらせつか)


 己の体に限界を感じ五人の子供の誰かにグループの後を継がせようとするが、それが切っ掛けで継承者争いが始まってしまう。

 その過程で十六夜が深く傷ついてしまうが、そのことを承知した上でより優れた後継者を作り出すために敢えて静観した。例えその過程で誰かが死のうとも、彼は後悔しないだろう。全ては先祖から受け継いだグループの存続のためなのだから。


 徹底したリアリストであり、合理主義者。

 【豊葛グループ】存続のためなら子供が破滅しようとも構わないという、ある種の人格破綻者。

 反対に家族を重んじる華炎にとって、その存在は理解の遥か外側にある。華炎は朧をエイリアンとも呼んだ。




 豊葛白夜(はくよ)


 豊葛家五人の子供の一人、長男。絵に描いたようなドラ息子。あるいは暴力クソ男。

 長男でありながら能力は妹たちや弟たちに大きく劣っていて、その劣等感に押し潰された結果すぐ暴力に訴えるクズになってしまった。

 今はちょっとした暴力団のようなものを率いている。猿山の大将という言葉がお似合い、と弟妹に揶揄される。




 豊葛千夜(ちや)


 豊葛家五人の子供の一人、長女。見た目はごく普通の成人女性といった具合だが、その本性は他者を虐げることで快感を得る正真のサディスト。十六夜なんか比にならない。サド女。

 長女という責任ある立場に生まれたが、周囲からの期待と重圧に負けて心を屈折させてしまう。


 千夜にとっては跡継ぎの座はおまけのようなもので、彼女が一番に求めているものは十六夜そのもの。十六夜を監禁しようと発案したのもこいつが最初。


 彼女の手下とはつまり、言うまでもなく()()のことである。勿論忠誠心は極めて高い。




 豊葛雨夜(あまよ)


 豊葛家五人の子供の一人、次男。表社会で実業家として活躍しているものの、【豊葛グループ】の継承は諦めていない。目的のためには手段を択ばないクズで、慇懃無礼を装って他人を見下す。インテリクソ眼鏡。

 優秀なものは優秀な結果を残さねばならないという自覚から人格が歪み、自分が優秀な人間だと思い込むようになった。実際のところ、その高慢さで隠しているだけで兄弟の中で誰よりも臆病。


 自分の経営する会社も強引な手や汚い手を散々使って大きくしていった。叩けば叩くほど埃は出てくるだろう。




 豊葛十五夜(じゅうごや)


 豊葛家五人の子供の一人、次女。世界の声が聞こえると言い、自ら立ち上げたカルト教団を率いる精神異常者。

 豊葛家という異質すぎる環境に適応することができず、精神病を抱えてしまう。演技でもなんでもなく精神病を患った本物のパラノイド。精神病院に入れられないのは立場故。イカレパラノイア。

 教団は「世界の声を聴き大衆を導いて世を正しい姿に戻す」という理念があるが、その世界の声を聴くことができるのは十五夜本人のみ。教団からは指導者とも巫女とも呼ばれる。

 結束力では他の兄姉たちの勢力にも引けを取らない。


 世界の声とは大層な名分だが、えらく個人に肩入れする世界があったものである。





 ☆これまでの大まかなあらすじ



 十六夜の手によって華炎が買い物に強制連行

 ↓

 強制女装制裁助走パンチ&制裁の制裁公開SMプレイ(おうまさんごっこ)

 ↓

 エイリアン(朧)襲来。ちょっとだけ保護者面談

 ↓

 次の日の学校で十六夜もろとも牛乳ぶしゃー

 ↓

 目隠しシャワータイムでうっかり十六夜の傷を見てしまう

 ↓

 気まずくなったところで買い物中朧と再会。秘密を知ろうとしたが逆に釘を刺される

 ↓

 セレンから十六夜の過去を聞き、説得に向かう

 ↓

 必死の説得で立ち直る十六夜

 ↓

 プレゼントの約束を結ぶもマグノリアから警告を受け取る

 ↓

 買い物の最中に朧と遭遇。時間を稼がれ四馬鹿突入

 ↓

 華炎奮闘するが、隙を突かれ十六夜強奪

 ↓

 今ココ





次回はちょっとした短編です

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