第6章の詩
◯「たくさんの愛」
愛とは何かを考えたくて書いた詩。
書き終わるまでずっと、恋愛ドラマが頭に浮かんでいた。
◯「わずらう」
愛を毒に例えた詩。
詩中の視点は、はっきりと書いていないけれど男。でも、女性同士の可能性もある。
◯「そこにある思い」
ネガティブな思考の時に書いた詩。
【マネキン】と【道化】の詩として書いたので、ちょっと物語のような感じ。
◯「愛刻」
ちょっと困った感じの愛情表現を書いた詩。
歪んでいるとは思うけれど、それを正さなければならないかどうかまでは、言及できない。
◯「むくな愛」
女の子視点で愛について書いた詩。
愛情は時に、理屈を覆すから馬鹿にできない。詩中で使っている【盲目的】は、差別的表現かもしれないので、変更する可能性がある。
◯「もっと見て」
他の人の詩に喚起されて書いた詩、その一。
コンプレックスを抱きながらも恋をする女の子の独白。自分と離れている視点なのか、読み返してみてちょっと違和感を感じる。熱に浮かされていたんだろう。
◯「恋する乙女は無敵です」
他の人の詩に喚起されて書いた詩、その二。
何度も【好き】と書いていて、軽く酔ってしまう。この詩も、上の詩と同様に自分と離れている視点なのか、違和感を感じる。
◯「恋は何味?」
『寺山修司少女詩集』に触発されて書いた詩、その一。
定番の味からちょっと変わった味までを、冒頭四行に書いた。【青林檎】が漢字表記なのは、三文字にしたかったから。
◯「恋の問題集」
『寺山修司少女詩集』に触発されて書いた詩、その二。
頭が良い印象がある東大生と、ちょっと抜けた感じの田舎の少女を対比させてみた。
◯「架空人物への恋慕」
『寺山修司少女詩集』に触発されて書いた詩、その三。
リズムをつけたかった影響で、二行目は体言止めをしている。二次元への恋が垣間見える。