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sikai  作者: 半信半疑
第12章 夜色の詩を奏でましょう
41/57

1 ()〆

 言葉になる前の

 不安定な形を、

 括弧の中へ

 そっと閉じ込めた。

「叶わない」


 太陽が山に沈み、

 一日が終わりに向かう

 少しずつ暗くなっていく空の色

 黄色から赤色へ

 赤色から青色へ

 青色から黒色へ

 変化する色合い、染み込んでいく

 満たされる心

 このままで

 どうか、このままで

(しかし、やがて夜が来る…)



「春に吹く」


 あたたかい夜風

 とけて消えていく

 私もあなたも

 冷たい冬は過ぎ去った

 雪の果てに見た

 夜桜の花吹雪

 (一瞬強い風がくる)



「ねがいごと:夜」


 微量に青を含んだ夜に、

 ■は、冷えすぎた空気を

 肺いっぱいに吸いこむ。

 ちかちかと光る夜空の星に、

 ■は昔、願い事をしたことがあった。

 それは誰もが一度は願う、

 きわめて単純なことだった。


(そのころ■は、

 空にうかぶ星がいつか

 願いを叶えてくれると

 信じて疑わなかった……)


◇『無力さを噛み締める』より

「叶わない」


◇『春近づく日に』より

「春に吹く」


◇『思』より

「ねがいごと:夜」


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