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sikai  作者: 半信半疑
第11章 夢路に咲く華
40/57

3 楽しい夢を

 気軽にいこうよ。

 夢の中は、自由に過ごせるんだから。


「森の中で」


 今夜も迷い込んだ森の中で、

 優しいうさぎに出会った。

 一言目が、

「顔色が悪いようですが、大丈夫ですか?」

 だったから、多分良い奴。

 それくらいの気軽さで、

 私は、うさぎが好きになった。

 うさぎと一緒に歩いていると、

 今度は、ねこに出会った。

 一言目が、

「なんと美しいお方だ。しかし、顔色が悪いですよ?」

 だったから、多分良い奴。

 それくらいの気軽さで、

 私は、ねこが好きになった。

 うさぎとねこ、一人と二匹で歩いていると、

 最後に出会ったのは、

 大きな熊だった。

 爪を突き出してからの一言目が、

「どうしてこんなところにいるんだ」

 だったから、多分良い奴。

 それくらいの気軽さで、

 私は、熊が好きになった。

 それから私たちは、お食事会をした。

 夢だから、何でもできるの。

 そうして、

 うさぎとねこと熊と私、

 皆で笑いあっているうちに、

 目が覚めた。


◇『深夜の空想・白』より

「森の中で」

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