表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
sikai  作者: 半信半疑
第6章 個人的恋愛表現
23/57

2 道化の一幕

 その愛は嘘なのでしょうか。

 傷をつけるという行為も、

 正しくないのでしょうか。

「そこにある思い」


 真っ赤な唇に

 そっと優しいキスをした。

 恵まれない道化ピエロ

 暗い空を見上げる。

 もはや、過ぎ去った未来。

 踊り損ねたマネキンをいだき、

 これで良かったのか、と確認をとる。

 彼女は冷たくも穏やかなままで

 私はわずかに熱を持っていて、

 その差がうらめしく、

 ずっと泣いていた。



愛刻あいこく


 愛しいものに傷をつける

 その行為は

 彼等の中に私を刻むため

 繋がりが欲しかった

 それが歪んだものであったとしても


◇『真夜中に』より

「そこにある思い」


◇『愛情の表現法』より

愛刻あいこく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ