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sikai  作者: 半信半疑
第4章 日常より生まれる
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3 気づくのはいつだってやった後

 後悔はのんびりやさんだから、

 いつも遅れてやってくる。

 急いで走って、転んだりする。

「怪物を生みだした者」


 一本線に

 ぐちゃぐちゃを足して、

 少しも理解できない

 怪物を生みだす。


 こいつは

 何のために

 生みだされたの?


 そして、

 理解されない怪物は

 人知れず

 消される。

 他の誰でもない、

 生みだした者、

 それ自身の手によって。



「全ての幸せを願う時に」


 この星に住むすべての者が

 幸せに生きれたら。


 なんて思ったけれど、

 そしたら、


 あの人やその人も

 幸せになってしまうのか。


 なんて思ったから、

 私は願うのをやめた。


 そもそも他人の幸せを願うより、

 自分の幸せを探すことの方が

 先だったのかもしれない。


◇『忘去の瓶底』より

「怪物を生みだした者」


◇『すべて(すべてとは言ってない)』より

「全ての幸せを願う時に」


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