表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
sikai  作者: 半信半疑
第3章 食べる物
10/57

2 かぼちゃまみれ

 かぼちゃかぼちゃ

 あそこにかぼちゃ

 ここにもかぼちゃ

 かぼちゃにまみれ

 しあわせたくさん


「かぼちゃの甘みは」


 かぼちゃの甘みは、

 優しさなんだ。

 べたべたくっつく感じじゃない。

 寒そうに丸くなる子猫に、

 そっと布団をかけるような、

 そんな優しさ。

 風にあおられる落葉に、

 元気でねって言うような、

 そんな優しさ。

 かぼちゃの甘みは、

 優しさなんだ。



「かぼちゃ」


 深緑の鎧を割ると、

 中は美味しそうな黄色。

 種をくり抜くのは、

 楽しそうだった。

 空いた場所には、

 何をつめようか。

 幸せな気持ちでも

 つめてみようか。



「かぼちゃのかおり」


 小さくても、

 結構な重さがあって、

 私は、それに驚く。

 ぎっしりと詰まった中身は、

 どんな料理になるのだろう。

 手の中のかぼちゃは

 幸せのかおりを放っている。


◇『かぼちゃまみれ』より

「かぼちゃの甘みは」

「かぼちゃ」

「かぼちゃのかおり」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ