4. 幼女が説明するそうです
お久しぶりです!お待たせしたのにすいませんが説明回です(汗)
主人公以外の生き残り7人をどんなのにするかが固まらない…orz
一次試験の終了にはそこから‐あくまで部屋の時計の表示でだが‐3日かかった。
試験を終えて初めのホール?広間?に戻ってきた後、何人かが姿の見当たらぬ神様を罵倒し、騒いでいる中、私は一次試験を終えた他の多くの人と同じように呆然としていて、騒ぐ人達に、『説明は一次試験が終わってからしますので、いいから飯食って寝てろー!』と言い放った神様に、みんなと同じように自室に放り込まれた。
その後は特に何もなく、ぼんやりした意識の中、ただ生きたいという一念の元、神様の言う通り飯作って食べて寝ているだけだった。
3日後にいきなり、『一次試験は無事終了しましたー!まだ生きることに執着できている人たちは速やかに部屋から出てきてくださいねー』などという放送が流れ、集まった私達に神様がした説明によると、一次試験突破者は472名、内この三日間で自殺、衰弱死、発狂等、この生きているのか死んでいるのかよくわからない状態から脱落して、死んでしまった人は211名。たった一回の試験で五分の一強まで私たちは減ってしまったらしい。その事実によってなのか、それとも一次試験の衝撃がまだ冷めていなかったからなのか、誰もしわぶき一つたてなくなったところで、神様は『約束したからねー。私は約束は必ず守るのだ!』と無い胸張りながら、これまで語られず、試験前には対して疑問にも思っていなかった、私たちの転生するための条件について語り始めた。
『そもそも転生っていうのは無理のあることでね?この世界‐ああ君たちのうちの8人が転生する先もそれ以外も含んだ意味での世界ね‐では、記憶というのは魂と肉体の双方に刻まれて、それぞれの元来の性質に影響を受けながら精神を作り、君たちの魂と肉体を結びつける。そして死ねば肉は朽ち、魂はその性質と記憶を失って純粋なナニカへと還る。そして他の何かの死だったり、私達をして理解不能ななにかを引き金にしてまた性質を獲得し、魂という形をとって、本質にあった肉を生み、それに宿る。基本的にこの世界の輪廻はこうして回っていて、魂が元の形のまま廻っていくことは基本ないんだよ』
『ん?基本なのかって?そりゃあね、さっきも言った通り私たちでも理解不能な例外っていうのは時々発生するよ。話を戻すと、つまりこの世界の仕組み的に、元の人間だったり犬だったり木石だったりのまま、また生まれてくることは無いし、この法則の内での死者の蘇生も自然には起こりえないんだ。ダイヤモンドを燃やそうと思ったら高熱がいるでしょう?それと同じように不自然なことをしようとすれば相応の無理がいるってこと。え?分かりにくい?うるさい黙って聞いてなさい。まったくこれだからゆとり世代は…ん?日本人じゃない?ゆとり教育なんて受けてない?うるさい!いいの、様式美なんだからつっこむもんじゃないの!((((;`Д´)≡⊃)`Д)、;'.・』
『はぁはぁ…それで話を戻すと、転生は無理を通して行われることで、普通は行われないことだっていうこと。ここからが君たちが受ける試験と関わってくるところでね、無理なことで、方々に負担をかけることだから転生が行われるにはいくつかの条件が満たされてなきゃいけないの。一つは、その魂がもともとあった世界と、受け入れ先の世界の管理者どちらかの要請をもう片方が了承すること。基本的には大きく負担がかかるのはこの二人?だからね。次に一定以上元の世界に貢献した魂であること。今回君たちが試験を受けなきゃいけない理由は基本的にこれだね』
『貢献の形は何でもよくてね、その存在、振る舞い、遺産、死に方等々何らかの形で世界の今の形、秩序の存続に役立っていればいいんだ。けど君たちは全員が全員基本的に役立ってない。だから死んだ今からあ、私や部下の業務の一部を肩代わりしてもらうことで転生分の帳尻を合わせようってことなんだよ』
『人を殺させただけじゃないかって?今言ったでしょう?貢献の仕方は何でもいいの。試験中に聞いてきた人には教えてあげたけれど、君たちに今回殺してもらい、そしてこれからも殺し、壊してもらうのはこの秩序に影響を与えうるモノ達、その存在、発想、暴力等々で今順当に回ってるシステムに過剰な負荷を与えうるものを排除してもらうってこと。まぁ庭師みたいなものかな?』
『要は、私たちが労力分の価値があると判断できるレベルまで、殺して壊すことで君たちの価値を吊り上げなさいってこと。ありゃまた減っちゃった。まあ、こんな程度のことを言われたぐらいで消えちゃうんじゃだめだよってことだね!まあとりあえず今残ってる君たちは脱落した人たちに比べれば見どころがあるってことなので、もっともっとお掃除できるように、特別に私から祝福を上げちゃいまーす!二次試験は二日後に実施するのでそれまでは自由にしててね~♪それでは解散!』