14/106
♯13 或る冒険者の受難 一
出張先から、まさかの投稿!
投稿出来て嬉しいですw
私の名前はバル・エネス・ソルザード。
冒険者として、人々を救い、守る者だ!
今回はオベロ国とホプス国を繋ぐ街道に現れだした魔物が、人々を襲っている為ギルドから討伐依頼が出され、それを受ける事になった。
はっきり言って、騎士級冒険者である私が出るまでもないと思ったのだが、ギルド支局長たっての頼みとあっては、断る事は出来なかった。
本来なら、前回の依頼達成の祝いを、屋敷の皆で行いたかったのだが‥‥。
いや、私は人々を救い、守る者。自身の欲求を優先しては、英雄級なぞ、夢のまた夢だ。
世界を、より美しく、より平和な物にする為に立ち上がったのだ。ここで弱音を吐く訳にはいかない!
――決意も新たに、歩き出した冒険者、バル。
受けた依頼は「街道に出没する魔物の討伐」で、難易度はCであり、バルにとっては、難易度の低い物であったが、人々を救う為に奮起した天才の冒険は、儚くもここで終わりを迎えるのだった。