表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
召喚師(?)さんが召喚されました。  作者: 平野 笹介
第一部 転生 邂逅 別離
1/106

プロローグ

――曖昧な記憶を辿ると、浮かんでくるのは後悔と苛立ちだった。


 豊かに過ぎるとしか言えない大森林の入り口に、向かい合う人影がひと組。

薄藤色の美しい長髪をゆるく纏めた、清潔感あふれる白い服の女性。


感極まったと言って差し支えない表情を取り繕って

「よくぞ私の下へ参りました、青の魔王よ」等と(のたま)っている。


青の魔王と呼ばれた、もう一つの人影は、全身を黒い布に覆われ、その表情を窺い知る事は出来ず

また、何の反応も見せない為、木々の葉の風を受ける音や、鳥の(さえず)りが、二人の周囲に満ちるばかりであった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ