入学3
本屋につくと気になったタイトルの本の3冊を買う。
お金は三人で狩りなどをしたときに儲けと父さんから少しもらっている。
本のタイトルは『勇者とお姫様』と『魔法についての持論と研究』
そして『大戦と消えた歴史』というものだ。
『勇者とお姫様』は初代の勇者と王女との恋愛についてのようだ。
絵本になっている。子供に人気な用だ。
『魔法についての持論と研究』については『魔術』の上の一部の人しかつけない『魔法』について
色々と理論とかを発表しているようだ。
『大戦と消えた歴史』は祖父の研究とは違いあの戦いで消えた歴史についての研究のようだ。
以前の技術は今より遥に進んでいたとかそういう感じの本。
本を買って店から出るとギルが屋台から焼き鳥を買って食べていた。
「ん・・・。買い物は終わったのか?」
「うん。とりあえず買いたい物は買えたかな。」
「んじゃ帰るか。マックスも待ってるだろうし。」
「そうだね。僕も疲れているし。」
「二人ともだらしねぇな。俺なんかぴんぴんしてるぜ?」
「ギルと一緒にしないでよ。
ふつうの人は疲れるんだよ。」
「まぁ、飯食って寝るか。明日は入学式だしなー。」
「そうだね。少し楽しみだよ。」
すると笑顔を消してギルがこっちを向いて真剣な声色で言った。
「・・・アラン。わかってると思うが。」
心配してくれているのだろう『欠落者』が差別されているから。
だから真剣に返事をする。
「うん。わかってるよ、僕らがどういう扱いか。
でもみんながみんなそうとは限らないし、そう言った意味でも楽しみなんだ。」
「・・・わかってるなら構わない。
んじゃー帰って飯食うかー。」
さっきまでの真剣な顔は成りをひそめ普段のギルになる。
僕はそれに合わせて歩く。
「ありがとう。ギル」
「礼なんざいいさ。俺が勝手に心配してんだ。」
「それでもだよ。ありがとう。」
「恥ずかしいだろ。この話はおわりな。」
気恥ずかしそうに早歩きになるギル
その姿をみて僕はいい友達を持ったと思った。
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「危なかしいよな、あいつは」
今日の出来事を思い出す。
あいつは欠落者の差別がないやつがいるかもと言っていた。
そんなのは一握りだというのに。
希望を捨てられないお人好し。
あいつはいつもそうだ。
俺の時も体がボロボロに成りながら救ってくれた。
あいつはやめないだろう助けることを。
死ぬこととなっても
「なら俺が剣を捧げて救うさ。あいつの敵は斬る。それでいいんだ。」
難しいことはマックスに投げる。
俺の役目は斬ることさ。
笑いながら剣をみる。
いつでも斬れるさ。なんでも。
あいつの前をふさぐなら。




