表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/33

ドレイの解放

 異能者ショーカイのフネが、島のミナトにたいして着いたとき、もはや島は、カンゼンに、キリガクレとエルヒーたちの制圧下に置かれていた。

「ご苦労さまです、キリガクレさん。いちおう、ショーカイのニンゲンとはわからないように、一般のフネを借りて、ここまできたんですが。そのひつようはなさそうですね」

「ええ、もうそのひつようはありません。大っぴらにしていただいて、大丈夫ですよ」

「ワタシは、ササキといいますが、コレはなんというか、すさまじいですな。ミナトにあるフネは、すべてハカイされており、しかも、島にいるニンゲンが、勢ぞろいしている」

「かれらは、この島のなかに監禁されて、違法な強制労働をさせられ、ドレイのような状態だったヒトたちです。

 そして、この島にいた、違法行為をしていたニンゲンは、全員拘束してありますので、あんしんしてください」

「そうですか。というか、チョット待ってもらってよろしいですか。アナタにたいして依頼したのは、あくまでも、島の調査だったはずですが」

「たしかに。ですが、キケンが伴うために、どうしても、戦闘行為が発生してしまいました。そして、その結果として、この違法な施設を、カイメツすることになったんですよ」

「カイメツ、ですか」

「そうです、カイメツです。ヤマのなかに施設があったんですが、もはやカンゼンにハカイされております。かつ、ヤマがくずれて、土砂のなかに埋まっています」

「すると、アナタひとりで、この施設をつぶしたんですか?」

「いえ、ワタシがどうこうした。というよりは、ワタシが潜入捜査をしているあいだに、ドレイたちの反乱がおきましてね。ソレに巻きこまれて、結果的に、この施設をつぶすカタチになりました」

「ちなみに、この施設の主犯格は、どうなりましたか?」

「死にました」

「死んだ?」

「ええ」

 こういうと、キリガクレはササキを、ミナトにある広場にたいして案内した。

「アレは、なんですか?」

「この施設の主犯格のニンゲンです」

「ハリツケにされてますが、カンゼンに死んでますよね?アナタがコロシたんですか?」

「ワタシがコロシたワケじゃないですよ。反乱がおきたときに、ワタシもアイツとたたかいましたがね。反乱が成功したあとに、ドレイたちの怒りが収まらず、かれらによって、処刑されました」

「処刑ですか」

「とまあ、こういう次第なんですが。ササキさんにひとつ、おねがいがあるんですが」

「なんでしょうか?」

「見てのとおり、たくさんのドレイが、この島では、強制労働をさせられ、監禁されていました。かれらを、この島から解放すべきだとおもうんですが、どうでしょうか?」

「そりゃまあ、違法なドレイ労働がおこなわれていた以上、解放されたドレイを自由にするのは、アタリマエとはおもうんですが」

「ですよね?ですから、かれらをこの島からだすためのフネを、ショーカイで用意していただけないでしょうか?

 そして、これからのかれらのじんせいが、どうなるのかは各々でしょうが。できればシゴトやせいかつの点で、援助をしていただけないでしょうか?」

「ソレはまあ、こういう事態とわかった以上、異能者ショーカイとしても、協力はしたいとおもいますよ」

「アリガトウございます。できれば、はやくドレイたちを島からだしてあげてください。長年の過酷な強制労働で、カラダのケンコウを害しているニンゲンもいます。ソレに、この場所にたいして留まっていると、イヤなこともおもいだすでしょうし」

「ソレは、ごもっともですね。わかりました、いそぎましょう。いそいでドレイたちをはこぶフネを、この島にたいして、持ってくるようにつたえます」

「それでは、ワタシが調査して手にいれた、この島でおこなわれていた悪事や、犯罪行為をしめす証拠書類を確保してありますので、ソレをお見せしますね」

 こういうと、キリガクレはササキを、ミナトにあるタテモノにつれていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ