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才女、来襲。

誤字報告ありがとうございました

今日も今日とて、王妃様にお昼をお出しした。


朝はともかく夜は会食とかおありになるので、

お昼のみが私の担当である。


わらじシリーズは一巡した。

胃が疲れた(そりゃ、そうだよなあ。)

王妃様のためにうどんにした。


中華麺はかんすいがないから無理だけど、うどんは

いける。

かつおはないけど、小魚の干物で出汁をとった、

あごだし?いりこ?のテイストだ。


今、椎茸を干してる。そのうち干し椎茸になるだろう。


「ううっ、嬉しい、うどんが食べれるなんて、ううっ。このお出汁、懐かしいわー。」

「この肉うどん?本当美味しい。」

「天かす正義。」

「大根おろしは胃に優しいでごわす。」


うどんはかけうどん。トッピングは各種ご用意致しました。


肉うどんの具。

生卵。

天かす。

大根おろし。


「母上、月見うどんの卵、おまぜしましょうか。

クリーミーになりますよ。」

「何を言うの、リード!卵を潰すタイミングは

人それぞれなのよっ!

唐揚げのレモンみたいに物議をかもし出したり、

血の雨をふらすものなのよっ!」


「えっ、唐揚げって何ですか?」

「可愛いリード、唐揚げは若者のソウルフードよ。

今度作ってもらいましょうね。」


ええのか。

太るぞよ。王子様。



「王妃様。コレからの参考なんですけども、

東日本と西日本では味付けが違いますが、ご出身はどちらで?」


「メシスタントさんにご飯は任せてたけども、

ウチは母が九州たい。」


「ほほう。ウチもそうですよ。」


「え、九州のどこ?」


「えーと、確か、、」


どがしゃーん!


およそドアがひらく音とは思えない音がして、

「王妃様!リード様!!

ひどいですわあー!!」


まるで姉の婚約者を取るなろうの妹キャラみたいなセリフを吐いて


才女


エリーフラワー様が現れた!!


「きゃあああっ。」

乙女の様な可憐な悲鳴をあげて、

リード様はごわすエドワードの後ろに隠れた!


よっぽど嫌いなんだな。


「何ですっ!

騒々しいっ!!


ここはあたくしの私室、しかも食事中!!

勝手に入って来るって何事よっ!!」


流石に王妃さま胆力が違う。


「だって、だって、ひどいじゃありませんか。

(ひっく、ひっく、しゃっく)

私が王妃さまのおいいつけで

シワトレール・ネオの開発にかかりきり

こもりっきりになってのに。

(ううっ、ひっく。)

先ほどリード様とビューティー・ヴィヴィアンナさんの

こここここここ!」


ニワトリ?


「ここここここここ、ここ、婚約が発表されたなんてぇーーーっ!!ひどいですわああっ!!!」


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