んなこたぁない。
誤字報告ありがとうございました
「それはあのカス野郎のこと?」
「レイカ嬢、安心したまえ。
あいつならとっくに。…ククッ。」
ブラックなリード様
またしても降臨だ。こわいってばよ。
「オジさん、意地悪言っちゃったかなあ?
好意がない人との結婚ダメ!って言うのはね、
ウチのアランとかリードとかは
無理だよって、ことなんだよ。」
「絶対に希望致しません。」
いや、まったく。
それにいきなり砕けてこないで。
自分のことオジさんって。
(王さんでしょ。)
「君に申し込みたいっていう将来有望な
ご子息たちがいてね、
まあ、ご紹介しようとは思ってたんだけどね。」
ヤメテ。
そんな事したら断れないではないですか。
「最近実家に帰ったら
また縁談が来ていまして、それがなんか妙だったんですよ?」
「続けたまえ。」
「ちょっと言いにくいですが、
カレーヌ様が外国にいかれましたね。」
「セバスチャンが振られたやつか。」
うわ。王様から傷を抉られて涙目のセバスチャン。
「それが妙に伝わってるみたいなんですよ。」
「あ、それは聞いたことがありますわ。」
ヴィヴィアンナ様。
いたんですか??
「カレーヌ様の代わりにレイカ様が
乳母になると言うお話しでしょ。」
「え。そうなの?母上。」
「知らないわよ、私は。だってレイカは結婚はしなくていいって。
だからずっと側にいると思ってたわ。」
「レイカ嬢がセバスチャン殿と結婚なさるということでござるか?」
エドワード、あなたもいたのね。
セバスチャンが口を開いて固まってる。
タマネギ部隊みたいだよ。
「いえ、違うんです。」
「それが逆のお話になってるのです。
レイカ嬢が乳母で決定で、
結婚相手を探してる。結婚した相手が自動的に
リード様の側近の座が約束されてると。」
そうなのだ、。
ヴィヴィアンナさまご説明ありがとう。
「「「はああああ???」」」
王族3人の声が揃った。
「ご存じの通りうちは吹けば飛ぶような
男爵家ですから、
圧をかけてくる方もいらっしゃるんです。」
「あい、わかった。」
パパン!がパン!!
(このリズムはクックロビン?)
王様が手を鳴らすと忍びが現れた!
デジャヴだ!
「ヤー・シチ!
オー・ギン!」
「改名と服のデザインはあたくしよ。」
やっぱり。
「くのいちのお銀ばっかりお気に入りで。
ヤラシイんだから。
きい。」
「あいつらをコンビでつかってるだけだ。だいたい二人は夫婦ではないか。」
王様はあきれながらも2人に指示を出した。
「はっ。」
忍びたちは闇の中へ消えていった。
なんのかんので王妃様は王様を愛しているようだ。
王様はそれから
「そろそろこっちに帰ってきてくれないか?
もう限界なんだ。」
と、毛利のおっちゃんみたいな事いったので、
王妃様は離宮を出ることになった。
そちらの私室にもキッチンを作るそうで、
また私のお仕事は続く。
そして、私のところへの縁談はキレイさっぱりなくなったのであった。




