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2話が書きあがったので短いですが投稿します。
ここは一体どこなんだ?
まさか異世界だったり…なんておかしな考えを頭から振り払う。
考えられるのは僕が読書に夢中になっている間に拉致されたとか?
でもそうだとしても犯人のメリットも何も思い浮かばない。
……とりあえず、情報収集だ。
深呼吸をして路地から一歩踏み出し、人に声をかけてみる。
「すみません、ここは一体どのあたりなんでしょう?はじめてくる町で、道に迷ってしまって……」
「おう、お前さんこの町ははじめてか!俺は衛士のガルダンってんだ。ようこそオルドリエへ、歓迎するよ。」
この町はオルドリエというのか……、聞いたことのない町だな。
すぐに帰れるというのは難しそうだから、とりあえず生きるために金が必要だな……。
「この町に来たばかりで、どこに何があるかわからないし…何より今は、一文無しなんだ。仕事をできる場所を紹介してくれないか?」
「一文無しか、そうさなあ。俺のまわりには仕事手伝いを探してるやつはいねえなあ。お前さんが本が読めるならパーッと稼げるんだがな!はっはっは!」
ガルダンはさも面白いジョークを言ったかのように笑っていた。
読んでくださってありがとうございました。