表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異種族交流譚  作者: 海鈴
1/1

プロローグ

これは、私たちが過ごしてる世界とは全く別物の世界のとある王国の物語

【この小説はpixivに上げているものと同じです】

気がついたら、私はそこにいた。


気がついたらと言うのは少しおかしいのかもしれないが、ともかく私が意識を持った時にいた所はそこなんだ。


周りには木々が生い茂っていた。私はその中にある一つの大木に寄りかかっていた。

何をしたらいいのか全くわからなかった私は、ただただ上を見上げていた。

私の目には木と、それのさらに上にある茜さす空だけしか見えなかった。

私はなぜここにいるのか、その時は全くわからなかったから、ほかのものを見るしかできなかった。


上を見あげて暫く、私が先程まで見ていたものとは全く違う存在が現れた。

それはこちらを見た。さっきまで眺めていた者達と違う、自分の意思で動くもの。

少し驚いて、見てきたものを見返した。

そのまま時が流れていく。お互いずっと見つめあったままで


…普通だとこんな事があれば逃げ出すんだと思う。けれども、その時の私には初めて見るそれがなぜか全く怖くも何ともなく、心惹かれるものだった。


茜色をしていた空がどんどん紫がかってきた時、それは言葉を発した

そう、私に向かって話しかけてきた

私を向いたまま、それは「名前は」と尋ねてきた


暫く目の前のものが何を言ってるか、何をしたいか分からなかったが自分に向けているその目から、何か私に対して言葉を発したんだと思った

でも、名前なんていうものが分からない。

なんとなく悪く思い目をそらし俯くと、それははぁ、と口から息を吐き「まあいい」と言い続けた


「お前はこれからアリスだ。いきなりなんだと思うだろうが、これは決まっていること。

もうすぐ日が暮れる、こんなところにいては危険だ。ついてこい」


そのときの私はなんて馬鹿だったのだろう。まあ、それは置いておいて何もわからない私はわけも分からずそれについておくことに決めた。

まあこにただいても何もわからないのはかわらないだろうから





私とそれ、人間であるチェシャとの出会いはこんな風によくわからない感じだった。


それから半年後、私たちはとある街に訪れる


簡易キャラクター説明

アリス この作品の主人公。子供のグリフォンでメス。他人の夢を見たり、予知夢を見る能力を持っている。可愛いもの好きで大食い。子供らしく元気で小生意気。チェシャについては正直気に食わないやつと思っているが、なんだかんだついて行ってる


チェシャ アリスの保護者。ではあるが、よくアリス置いてどこか行ったりする自称探偵で一つの場所に落ち着くことを知らない旅人間。自由人であまり喋らない方。クール…に見えて人をおちょくったりどことなくお茶目。辛いものが苦手

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ