鬼消し二章
鬼消し二章
一話 ~取り逃がし~
何時も通り起きる
そしてふと思い出す
そう、こうやってたまに思い出す
先月の事、
死神の仕事で魂を回収する為
病院へ向かう-----
そそこにはターゲットの少年が居た-----
〈少年〉「誰?」
〈俺〉「俺はライズ・ファルグレイ
死神だ、今日お前は病気で死ぬ
だから魂を回収する為殺す」
少年の目の色が変わった
少年は逃げ階段を駆け下りる
この鎌で刺せば病気になる
魂を回収出来る
放っておいても病死する
魂を回収出来ない
先ずは抵抗を辞めさせるか
〈俺〉「お前はいづれ病気で死ぬ
抵抗を辞めおとなしく殺されろ」
〈少年〉「残念だな、、、グハ」
少年は吐血する
〈俺〉「遅かったか-------」
二話 ~問いかけ~
何時も通り会社に向かう
そして今日の内容が決まる
またターゲットは人間
まぁ慣れたけどな-----
そして何時も通り殺して終わり
しかし、だいたい俺が人間担当なのは把握してる
それを確かめる為、黝夜に聞く
〈俺〉「俺が人間担当なのって」
〈黝夜〉「君は聞かない方がいい」
〈俺〉「ためらえなく人を殺せるからだろ」
〈黝夜〉「やっと気付いたか」
〈俺〉「やっぱり、、、、まぁいい」
俺は帰ろうとした
その時、朱雨が来る
三話 ~仲間になりたいな~
〈俺〉「朱雨、話がある、」
〈朱雨〉「なんだよいきなり」
朱雨を連れ会社を後にする
そして喫茶店で会話する
〈俺〉「朱雨って何時も何やってるんだ」
〈朱雨〉「仕事か?、プライベートか?」
〈俺〉「仕事だ、」
〈朱雨〉「違法悪魔武器取り締まりだ
おめぇは何やってるんだ?」
〈俺〉「死神本来の仕事、、、、、
、、殺人だ」
〈朱雨〉「そうか、そっちはそっちで
大変そうじゃねーか」
〈俺〉「大変、、、だといいのかな」
〈朱雨〉「あたりめぇだ
お前も元は人間だったんだろ」
〈俺〉「もう、殺し慣れたんだよ」
殺し慣れたと知った時から、
罪悪感が消えない-------
最初も罪悪感はあった-----
だがどんどん溶けるように消えて行った------
だが、、、とある一言でまた罪悪感を取り戻した
〈俺〉「もう、戻れねぇかもな」
〈朱雨〉「、、、正直 死神をやってる以上
殺すのが仕事でそれを避けられねぇ
だが誰かがそれをしなくちゃいけねぇ
、、、、俺たちがするんだ」
〈俺〉「そうか、、、、俺だけじゃなくて
俺たち か------」
四話 ~そうえば~
そうえば黝夜の友達に
死神が殺しに来る可能性があると言わないとな
俺はパーソンレスタウンに向かう
そこで少年を見つける
その少年はフラフラと歩いてる
そこに鬼がやって来る
俺の目の前に一体
遠くに二体
俺は鎌で鬼を斬る
そうすると
少年の奥、二体の鬼の手前にこの前会った
相手Aがいるそして目が合う
相手Aは怯えた様子
俺は奥の鬼を倒した
そして相手Aに伝える
〈俺〉「死神に気をつけろ」
俺は家に帰った
風呂に入り湯船に浸かる
彼奴〔相手A〕俺と同じ目をしてる
殺戮衝動に駆られた目だ-------
本気で獲物を屠る目------
彼奴〔相手A〕も俺と同じ様に
様々なスキルがあるだろう
面白そうだ
ブクブクブク
湯船に潜る
五話 ~帰還~
俺は魔将貴族の館に帰る
〈俺〉「i、俺は順調だ」
〈i〉「そうですか、よかったですね
で詳しい情報を」
〈俺〉「パーソンレスタウンに人が居た
そのうちの一人が悪魔との違法契約で殺処分の
対象となった、だがその人は黝夜の仲間で
殺処分はお預けとなった
おそらくこれに気付いた死神は奴らを殺しに
行くだろう、以上だ」
〈i〉「なるほど、ダルシアンにあらかじめ
連絡しときましょう」
そこにダルシアンが来る
相変わらずバタフライナイフを回してる
〈ダル〉「やぁ、君の兄は君と会うのを
望んでたよ」
〈俺〉「そうか、また、会えるのか、、、、」
頬に涙が伝う
俺は涙を拭ってもう一度
潜入しに、持ち場につく
〈俺〉「じゃあ、任務を遂行する為
持ち場に戻る」
また、、、会いたいな、、、
六話 ~相談~
俺は会社に向かう
そして着く
何時も通り会議が始まる-------だが
〈黝夜〉「今日は休みだ、
以上、解散」
どうゆう風の吹き回しだ-----
まぁいい、
俺は朱雨に話しかける
〈俺〉「なあ、少し仕事を
休みたいんだが」
〈朱雨〉「俺にいわれても、、
でも悩みなら聞いてやるよ」
〈俺〉「そうか、ありがとう、
まぁそうだな、
実は兄貴にまた会えるかもしれない」
〈朱雨〉「そいつはラッキーだなぁ
でも死神でいる以上
殺し逃したやつを放ってはおけねぇな
だが、、、、、なんでもない」
〈俺〉「そうか、相談ありがとう」
この言い回しだと兄貴は魔将貴族で
違法契約してる可能性があるかもな-------
考えすぎか-------
七話 ~爆弾~
日付は変わり
今回は腐敗都市2番街溶鉱炉を
制圧するらしい
2番街に向かう
しかし鬼以外誰も居ない
柱にもたれかかる
そうすると足下に機械じみた箱がある
俺はそれを手に取る
思ったより重い
その箱はカチカチと音を鳴らしてる
そこで俺は悟った-------
貴族は一人も居ない
その上柱の近くに置いてある
カチカチと音が鳴っている
これは、、、爆弾か?
断定できた訳ではない
取り敢えずここ近辺から離れておこう
俺は2番街以外の場所で悪魔を探す
ここからは展望台が見える
俺はそこに行った
登って周りを見渡す
その時---------
(ドガーン)
2番街溶鉱炉が爆発する
鼓膜が破れる様な爆音が響く
そうか、この爆破じゃぁ、
誰一人として生き残ってないな
八話 ~仲間だった~
そうえば朱雨、
確か別の用事があって来てなかったな
俺はこの事を報告する為
会社に戻る------
そして俺は黝夜に報告する
しばらくして朱雨の悪魔鎌である
赫【カク】が泣きながらやって来る
〈赫〉「し、朱雨が、、、殺された」
〈黝夜〉「そうか、、、、クッ」
〈俺〉「なるほど、、、」
泣きそうになるが
元は敵、俺は涙をこらえる
〈黝夜〉「泣いて、いいんだぜ」
そうか、俺と朱雨は敵、だったけど
「俺たちがするんだ」、、、、
ふと、あの言葉が蘇る
〈俺〉「信用、、、できねぇんじゃ、、、なかったのかよ」
目から涙が溢れ出る
どっちが味方でどっちが敵か、、、わからねぇ
九話 ~殺意~
いっそこのまま魔将貴族を裏切り
死神につくかそれとも
スパイを辞めて魔将貴族でいるか
いや、今考えてもしょうがない
情がわいたか----------
取り敢えず散歩でもして気を晴らそう
俺は家から出る
家の周りを歩く------
、、、、誰かに見られてる、、、、
なんとなく殺意を感じた
それも強烈な恨みを兼ねた殺意
〈俺〉「どこの誰かな」
後ろからゆっくり近く音
俺は鎌を取り出し振り向きざまに横に鎌を振るう
その正体はこの前病院で殺し損ねた少年
少年は鎌をジャンプで避け
黒い刀を抜き落下と同時に縦に刀を振るう
俺は急いで鎌を振り戻し攻撃を弾く
弾いた衝撃で少年は高く跳び
炎の玉を投げて来る
、、、、、炎、、、、
朱雨を思い出す
〈俺〉「、、、殺す、、、」
何も知らずに炎を使う少年に殺意がわいた
十話 ~殺し合い~
戦いは、殺意と殺意がぶつかり合い
本気の殺し合いと化す
鎌を右上に切り上げる
それを少年はバックステップで回避し
炎の玉を投げて来るが
俺は鎌の遠心力で跳ぶ
そして空中で鎌を振り遠心力で地面に着地
俺も少年も違いに睨み合う
大抵の者なら恐怖で体がかたまるが
俺も少年もそれは通用しない
そして両者一瞬で距離を詰め
少年は鎌で突き刺そうとするが
俺は体を捻って回避
そのまま回転斬り
しかし少年はジャンプして避け着地する
そこでふと我に帰る------
これを別の死神に見られたらやばい
俺は撤退する
この行動を見て少年も我に帰ったのか
刀を鞘に戻し立ち去った
三章に続く