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気絶し過ぎな気が……

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 また、大量の罠のある魔王城を進むのは正直に言って面倒だったので今回はワープを使い一瞬で魔王の居る部屋の前へとやって来た。

 お復習(さらい)だがワープは一度訪れたところにしか移動することが出来ない。これが俺の作れる範囲の限界だったので仕方ないだろう、何時も無茶をする俺でもやはり限界というものはある。

 まあ、こんなこと考えてる暇があったらさっさと入れと思われるだろうし扉を開けるか。


「じゃあ、開けるぞみんな…………開けて罠とかあったら最悪本気で殴りかかることになる。風圧に耐えれるよう覚悟しといてくれ」


「「「いや、それは流石に魔王と言えども一発でHP消えますって! ていうか魔王城も消えます!」」」


 大袈裟……じゃないのか。俺や皆の場合は実際に魔王城が消えるだろうな。というか俺の身体もよく耐えれてるよな……

 もう、身体まで人間を辞めてきているんだな……。


「そりゃあね、ダイキくんはもうほとんど身体も神になってるからね! 完全な神になるのもそう遠くはないと思うよ!」


 神様公認なのか……せめて感情とかは人間のままがいいな。まあ、リエみたくならなければ問題ないんだが。

 恐らくこの意見は皆も思うだろうな。


「なんかボクに物凄く失礼なこと考えたよね……」


「「「いえ、そんなことないですよ」」」


 前言撤回だな……『思う』じゃなくて『思ってた』よ。どうやら四天王の三人とリエを除く俺たち皆が同じようなこと考えていたらしい。

 皆からそう言われたリエは納得していないという顔をしながらも納得してくれた。

 さてと……前置きはこのぐらいにして本当に開けるか。鬼が出るか蛇が出るかは分からないが物理的なお話しをすることは確定だしちゃっちゃと終わらせるか。


「行くぞ……せーの、おらぁぁぁ!」


 ドガンッという気持ちいい音をしながら魔王の居る部屋の扉を粉砕した。ちなみに皆は『まただよ……この人』という視線を送ってきたが気にしない。

 扉を粉砕したせいか部屋の中は砂埃により中は見えない。だが、少しずつ晴れていくと俺は驚きの光景を見ることになった……悲鳴と頭への衝撃と共に。


「キャー!? 何者だ貴様はー!」


 素っ裸の幼女がパソコンに向かってゲームをしている……そして、悲鳴と共に投げつけられた物が頭にぶつかり俺は意識を失うことになった。

 魔王を殴って気絶させるつもりが俺が気絶させられてしまった……というか魔王が幼女とか聞いてないぞ。

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 目を醒ますと何処かのベッドに寝かされていた……上は知らない天井が見える、右は皆が楽しそうにお茶会らしきことをしているのが見える、左は魔王が四天王の三人とゲームを一緒にやっているのが見える。

 んー……どういうことだろう。まず、内容を整理すると俺が扉を粉砕して中には素っ裸の幼女が居てそれが魔王で投げつけられた物で気絶したんだよな。うん、意味が分からない。


「あ、起きたのですねマスター。具合のほうはどうですか?」


 俺が悩んでいるとアストが気づいたらしく声を掛けてくれた。

 具合は悪くないし、痛いとことかもないな。


「念のためにもう少し休んでてくださいね」


「ああ、悪いな。休みながらでいいから話を聞かせてくれないか」


 アストから聞いた話だが、俺が気絶してから1時間ぐらい経ち暇だったので自由に過ごすことにしたらしい。幼女魔王については俺が起きたら一緒に聞こうと思って待っててくれていたらしい。

 もう少し経ってから聞くか、それよりも今は……眠い。というわけで二度寝しよっと、起きたのに気づいたのアストだけだったしバレないだろ。

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「…………っん。もう、こんな時間か……何時くらいなんだろ」


 というか、俺の寝てる間に今度はなにがあったんだこれ……

 二度寝する前とは違い、今度は周りが同じ場所か疑うほどボロボロになっていた。床や天井は穴だらけで、壁はほとんど残っていない、おまけに皆も倒れている。

 本当に何があったんだ……


「ダ、イキくん。起きたんだね……周りについては気にしないで欲しい。ただの女の醜い争いの結果だから」


 いやいや、すごい気になるんだが。というか醜い争いって、本当に何なんだよ。

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 遡ること2時間ほど前……

 ダイキが寝た直後の出来事だ。ダイキの具合もいいと分かったことでアストがベッドに潜り込もうとしたことから始まった。


「はい、ちょっと待とうかアストちゃん? 何しようとしてるのかな?」


「いえ、私は何もしようとはしてませんよ? ただ、マスターの横で添い寝をしてあげようとしただけです」


「いや、それが何かしてるってことだからね? まあ……今回だけは反対を譲ってくれるということで手を打とうか」


 アストとリエが周りに内緒で、ダイキの横で寝ようとしたことにより更に場が騒がしくなった。エミリやマリア、おまけにティアまでダイキの横で寝たいと言い出したのだ。

 始めはダイキを起こさないようにと静かに言い争っていたが、リエがダイキに音を届かせないようにとしたことにより一気に場は白熱となった。


「「「今日こそ誰が正妻かハッキリさせますよ!」」」


 …………もはや、話題が変わっていた。言い争っているうちに戦いへと発展し、今に至る。魔王や四天王の三人もとばっちりを受け倒れている。


「なんというか……お前らも常識を考えような」


「「「仰るとおりです……」」」


 ちなみに壊れた物などは俺が責任を持って治すこととなった……

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