黒蝶
かなり短くなってしまいましたが一応出しました!
それと遂に50万PV突破しました!
残り時間3分を切った……俺のHPは既に3割近く削られていた。それに対してお義母さんは弱っているようには全く見えない。それどころか鼻歌まで歌い始めた……
「んっふふ~、私のHPは1割どころか100も削れてないわよ?」
100も削れないって本当にどうすれば良いんだよ。下手に高威力の魔法を使うのも危険だし、かといって卑怯と思われるような魔法も使えないからなあ。
ここは一か八かでHPが1割切るまで耐えるしかないな……時間も残り少ない。
「こないならこっちから行くわよ? 『大打撃』!」
高速で俺の側へ来てハンマーが振りかざされたので俺は防御の構えとった。
ハンマーが振りかざされ刀に凄い衝撃がくるともう一方のハンマーが振りかざされ、衝撃がくるとまた反対のハンマーが振りかざされる。それが連続で続いた。
「はあぁぁぁぁぁぁ!! 諦めたのかしら? だったら降参しなさい!」
「くっ、まだですよ」
攻撃を受け続けていると案外HPは早く削れていく。だが一撃一撃がかなり重い、HPより先に俺が気絶する可能性が出てきた。
だが気絶するには至らなかった。HPが1割切ったところで俺は全力で回避して距離をとった。
「あら? そんなボロボロでどうするのかしら?」
「ボロボロでも構いませんよ……闘いでの傷は恥じるものではありませんからね。じゃあ、いきますよ」
「『魔刀』!」
次の瞬間、雪のように白く美しい刀だった白雪が黒く染まった。だが、それは恐怖などは感じさぜず。それどころか美しさを感じさせた。
『【白雪】は【魔刀】により【黒蝶】へと移行されました』
「え?」
脳内にそう響いたので驚いた。俺は慌てて白雪だった刀に鑑定をかけてみた。
【黒蝶】
攻撃プラス100000000 絶対耐久LV10
※『魔刀』の効果により一時的に変化しました。