日常へと
花火をみんなで見たあとの夜のことは皆の想像に任せよう……5人相手はキツかった……
父さん達は花火を見たあとすぐに帰ったらしい、なんでも「息子とお嫁さん達の時間を奪うわけにはいかない!」との事らしい……あとでお礼を言っておかないとだな。
いまは帰るために荷物の整理をそれぞれやっている。それにしても思ったよりお土産が多いな……国王、父さんと母さん、ギルドマスター、ロインさんといちおうサタンの分もだな。ほとんど食材だけど無人島だし仕方ないか。
「ダイキく~ん! そろそろ時間だよ~!」
「おー! すぐに行くから!」
長いようで短い二泊三日間だったな……オカマ天使を見たときはどうなるかと思ったが結構良い奴達だったしな。
リエの両親に挨拶することになったときは驚いたが無事に許可を貰えて良かった、あとはエミリの両親とティアの両親か……そういえばマリアはどうなんだ?
デカイGの魔物が出てきたときは精神的に危なかったな……この島の生態系は崩壊したけど。
って、考えてないでそろそろみんなの所に行かないと怒られるな。この部屋ともお別れか……帰ったら畳の部屋をリエとかに頼むか。
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「もー! 遅かったぞー! ボク達待ちくたびれちゃったよ~!」
「悪かったな、少し考えながらやってたら時間かかった」
みんなはいつも通りだな、具合悪そうな感じでもないし安心したな。まあ、昨日のセリフは後になって恥ずかしくなったんだけどな……
「ちゃんとお土産は持ちましたかマスター? アイテムボックスに入れたと思ってて忘れたなんて洒落になりませんからね」
「ああ、だから手に持ってるよ……でも、さすがにこの量を持つのはこのステータスじゃなきゃ俺にはキツいな」
身体的には軽く感じていると思うのだが精神的には重いと考えて重く感じる……自分でもこの量を持ててるのが不思議なくらいだな。
「じゃあ、そろそろ帰ろっか! 二人もありがとうね、せっかくの暇な時間だったのに」
「リエちゃんが楽しんでくれればあたし達はそれで良いのよ! 休みに入るまでは寝る間も惜しんで頑張ってたんだから新婚旅行ぐらいは楽にしてて欲しかったのよ」
「そっか……ありがとね! 今度なんかお礼するからね!」
天使達から聞いたはなしだが、リエは神界でもかなり無理をしてたらしい。忙しいときには何年も眠らずに仕事をし続けて、終わったら倒れるように眠って起きたら仕事をするということを繰り返していて天使達だけではなく他の神達からもかなり心配されてたらしい。
休暇をとった時にはみんな文句などは何一つ言わず、とても喜んでいたらしい。リエの休暇は凄い貯まっていたらしく軽く千年は休めるとのことだ。
「じゃあ、元気でねぇ! なにかあったらすぐにリエちゃんのところに駆けつけるからすぐに呼ぶのよ!」
「本当にお世話になりました、それにリエの話も教えてくれて」
「そのくらい何時でも構わないわよ! 元気に過ごすのよ!」
「じゃあ、ありがとうございました!」
「「「ありがとう(ね)ございました(わ)!」」」
結婚記念日にはここに来たいな、自然も多いし子育てにも最適だな。全部終わったらこの島で隠居生活でもするかな?
「ダイキ様……忘れているかもしれませんがダイキ様はいまは貴族様になったのですから数十年は隠居生活なんて出来ませんよ」
「まじか……そういや忘れてたな……」
貴族になってたなんて国王に会ってたけど忘れてたぞ……ていうか国王も俺に対する態度があれだからな。
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「んー! 着いたか! やっぱ自宅が一番かもな!」
「そうですねマスター……物凄い手紙が届いていますけどね」
うわ……数十枚は軽くあるぞ……って国王からもきてるけど国王は俺が新婚旅行ってこと知ってるだろ。
「じゃあ、今日はゆっくり休んで明日は国王とかのところにお土産を持ってくか」
「そうですわね、わたくしも今日は久しぶりに魔導書の姿で休ませてもらいますわ」
たしかにマリアが魔導書の姿になるのも久しぶりに見るな、いつもは人の姿だし。寝るときは魔導書になってるって言ってたな。
「では、私は自分の荷物を片付けたらリビングでお茶を飲んでますねマスター」
「ボクは部屋でゴロゴロしてるから何かあったら呼んでね」
「わたしはお昼の準備をしてますね、お昼はパスタにするのでお菓子とか食べ過ぎないでくださいね」
「ワタシは庭で魔法や剣の特訓をしている、誰かきたら客間へ通しておく」
「じゃあ、俺は図書室で本を久しぶりに読んでるから」
そういうことで解散となった、最近は新婚生活が忙しくて図書室にも行けてなかったしな。たまに危なそうな本もあるがそこは鑑定でどうとでもなるしな。
今度、龍の里にも行くことになってるし事前に色々と調べておいたほうが良いしな。
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一方その頃、龍の里では……
「あらかた準備は終わりましたぞ! 龍神様がくるなどまことに楽しみですな!」
「そうだなティアも龍王として少しは成長していてくれていれば良いのだがな……」
「そうですな……龍神様の怒りをかって龍の里を滅ぼされるなんて洒落にもなりませんな」
龍の里ではティアが大人しく、更にはまともになってるなどとは誰も思っていないのだった……




