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奴が出た……

久しぶりのダイキの暴走回です!

「そろそろ別荘に着く頃だな」


「帰りもスキル使ってるんだね……ダイキくんがいる森や山は虫達が半分近く消滅するね」


 そりゃそうだろ、男子は虫が好き? ふざけるな。嫌いなものは嫌いだ、虫なんて畑の野菜とかも駄目にする危険生物だ! それに毒なんか持ってた時には発狂ものだぞ!?

 ん? オカマ天使達が別荘の前で戦ってるのか?


「どうしたのダイキくんって……」


「マスター……まさかあれは」


「あ、悪魔です……黒い悪魔が出ました!」


「さてと……もう一度ダンジョンへ行きますわよダイキ様」


「な、なんだあの大きさは……それにあの姿」


 オカマ天使の二人が必死に戦っていたのは……


・Cockroach(亜種) LV389

【ステータス】

HP・・・5555555555

MP・・・5555555555

物攻・・・555555555

魔力・・・555555555

敏捷・・・555555555

防御・・・555555555

【スキル】

『魔法強化 LV10』『物理強化 LV10』

『敏捷強化 LV10』『防御強化 LV10』

『飛翔 LV10』

【魔法】

『闇魔法 LV10』『土魔法 LV10』

『風魔法 LV10』

【称号】

・Gと呼ばれし者


 ……英語で書かれているようだが奴だ、しかも前足がカマキリの鎌で、後ろ足はバッタの足、しかも下半身は蜘蛛だし!? ていうかステータス高くね!


「ダイキちゃん達……帰ってきたのね……でも、あたし達はここまでみたいよ。死ぬときくらいは可愛い男の子を眺めて死にたかったわ……バタリ」


「あ、たしも……バタリ」


 なんかオカマ天使達はアホっぽいこと言って倒れた振りしてるけどほっといても良いよな、それに今はあれをどうにかしないと……虫は全て有罪だ……


「リエ……この島の虫が全部消えるかもしれないから生態系は任せたぞ……」


「うん……さすがにあれはボクも許容範囲外だよ……」


 さてとリエの許可も下りたことだし……久しぶりに新魔法を作るか……イメージは島の全ての虫を滅ぼす感じだな……


「『魔法作成』……バーンインセクト……」


『魔法作成、【バーンインセクト】を作成しました』


【バーンインセクト】

指定した範囲内の昆虫を地獄の業火で燃やし尽くし塵も残さない。なお昆虫以外に効果は無いが昆虫型の魔物には効果有り。


 我ながら素晴らしい魔法を作ったな……これを使えば……フフフッ……

 じゃあ使うか……範囲はもちろん島全域だ……


「黒い悪魔よ……燃え尽きろ……」


 発動後、漆黒の炎に黒い悪魔は覆われ一瞬にして燃え尽きた……ついでに森の中の虫達も燃え尽きたらしい……


「「「…………うわぁ」」」


「なにが『うわぁ』だ、お前らだって賛成してたじゃないか。それにオカマ天使まで混ざってんな」


 何故だろう……嬉しい筈なのに暗い気持ちになってくる……

 まあ、でもこれでこの島での悩みは一つ解決したな!


「ま、まあ、ありがとうねダイキちゃん……」


「まさか、ここまで凄いとは思ってなかったわね……他の天使達にも帰ったら話さなきゃよね……」


「じゃあ、そろそろ夕食にするか……」


「「「は~い!」」」


 夕食はなんだろうな? でも、男の料理が食べたくなくてエミリにしたんだが今じゃオカマの料理を食ってるのか……


「そうそう、お夕飯はバーベキューよ! それと、ご飯のあとに貴方達にサプライズがあるわよ!」


「サプライズ? それって言ったらサプライズじゃなくないか?」


「言っててもサプライズになるから言うのよ! ダイキちゃんも女心を理解しないとよ!」


 女心って……あんたら女じゃないだろ……でも、サプライズっていうのは楽しみだな。これ本来なら新婚旅行なのに想い出になるようなこと一切してないからな……


「それと女の子達はご飯のあとにお着替えがあるから食べ過ぎたら後悔するわよ?」


「「「え!?」」」


 なんなんだろ一体……でも、悪いことじゃないのな何となくだが分かるような気がするな……

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