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無限拷問

※2020年5月13日 文の書き直し終了

 魔王軍と戦い始めてから、約1時間が経過した。

 俺は、今のところ即死魔法を使わずに魔王城まで来ることが出来た。あれは、MPもそれなりに喰うので使用するのは極力控えたい。


「貴様は何者だ! どこの国の者か答えよ! さもなくば、命はないと思え!」

「お前ら、みんな同じようなセリフを言うんだな」


 変な門番みたいなのも居たが関係ない。今、用があるのは魔王だ。

 その後も、魔王城にいる魔族達を倒し進んだ。ほとんどは、首を落として終わりだった。

こうして、魔王が居るであろう部屋の前に辿り着いた。

さてと、鬼が出るか蛇が出るか。まあ、何が出ても殺せばいい話だから関係ないっちゃ関係ない。

 ____バタン、と扉は閉まり、そのまま消えてしまった。おそらく、魔王を倒せば出れるとかその辺だろう。


「フハハッ! 我こそが魔王カイザーマモンである! ひれ伏せ人間!」


 そこには、二本の角を生やし肌が紫の魔人が、装飾が沢山付いた高そうな椅子に座っていた。カイザーマモンって……どんな名前してんだよ。絶対、配下からカイザーマモン(笑)とか言われてるだろう。


「ひれ伏すと思うか。馬鹿が魔王やってるって、周りの奴からしたら凄い迷惑だよな……」

「人を馬鹿とは失礼な……まあ良い。さっさと要件を話せ。まあ、降参したいとかその辺りだろうがな!」

「そんなこと言うと思ってるのか。俺は、ただお前を倒しに来ただけだ」


 本当に馬鹿だ。自分の仲間が死んだことすら気づいてないのか……こんな奴がボスなのか。


「じゃあ、まず聞くことがある」

「ほぉ、なんだ申してみよ」

「お前が襲った獣人の村についてだ。あの村に、ドラゴンを送り込んだのはお前か?」


 これが一番重要な事だ。もしそうなら殺す。違うならボコボコにする。


「獣人の村? あー、そんなこともあったな。勝てると希望をもった途端に絶望に叩きつけられたあの顔……まさに最高であった!」


 よし、これで魔王を殺す理由が出来た。これから苦しめられて死ぬとは全く思ってないのだろう。可哀想な奴だ。


「そうか、じゃあ……死ね」

「なっ!? 我の腕はどこだ! どこにやった!」

「んなもん、決まってんだろ。切り落としたんだよ」


 実際、刀で斬ったら魔王の腕はどこかにふっ飛んだ。まあ、魔王って言うくらいだ、このくらいで死なないだろう。


「貴様、覚悟は出来ているだろうな。魔王であるこの我に傷をつけたのだぞ。ただで済むと思、うな……なあぁぁぁぁぁ!」

「今度は、両足を切り落とした。これ以上馬鹿なことを言ってると、もっと酷い目に遭わせる」

「フ、フフフ……そうか、貴様には勝てぬか。だったら、今すぐ我自らの手で死んでやるわ!」


 魔王はそう言うと、腕を刃の形に再生させて、自分の心臓に突き刺そうとした。随分と潔いい。まあ、死なせないのだが。


「させるか、『不死』」

「グハッ……な、何故だ! なぜ死ねない!?」


 若干パニックになっている。簡単に死ねると思っている時点で、命の重さを理解してない大馬鹿者だ……なら、予定変更だ。


「『魔法作成』……無限拷問」


『魔法作成完了。【無限拷問】』


【無限拷問】

特殊な空間に閉じ込め、拷問しつづける。様々な世界の拷問をするので、本当に無限と言われている。永遠に抜け出す事は出来ず、精神も崩壊することが出来ないので、対象に最高の地獄を与えられる。


 これで死ぬことはない。それと同時に、永遠と拷問され続ける……見ることは出来ないが、悪党に対しては最高の魔法だ。


「お前は、これから永遠に拷問され続ける。良かったな、命の重さを理解出来るぞ」

「ふざけるな! 我が死んでも魔王は他にも居る! また、第二、第三の魔王が……さらにその上には………」

「ウザい……『無限拷問』」


 使用すると空間に穴が開き、魔王は吸い込まれていった。というか、魔王って一人じゃないのか。さらにその上、って……帰ったらアストに相談してみよう。

 異世界に来てから三日目、魔王を一人倒した。凄い経験だ。


「さてと、帰ろう……」


 魔王を無事に倒したのだが、この時の俺は、ここから先の人生が大変なことになるとは思いもしていなかった。

     ・

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     ・

・木村大輝(Sランク冒険者・ダイキ) 男

 LV5300

【ステータス】

HP・・・8900000000000000(8900兆)

MP・・・1670000000000000(1270兆)

物攻・・・78000000000(780億)

魔力・・・78000000000(780億)

敏捷・・・78000000000(780億)

防御・・・78000000000(780億)

【スキル】

『全スキル LV10』『スキル作成 LV10』

『バトルアシスト LV10』『アシスト』

『マップ』『必要経験値1/10』

『経験値100%増加』『LVUP時ステータス超上昇』

『無詠唱』『魔法同時発動』『刀』

『ワープ』『MP自動回復』『HP自動回復』

【魔法】

『全魔法 LV10』『魔法作成 LV10』

『マジックディストラクション』

『インスタントデス』『ウォーターショット』

『ホムンクルス創造』『影縫い』『不死』

『無限拷問』

【称号】

・英雄(勇者) ・適正者 ・神の恩恵 ・魔神 ・剣神 ・龍神

・人間を辞めし者・ホムンクルスを作りし者

・アストの主 ・魔物の天敵 ・残虐の王 ・最恐の破壊者

創造神「いや〜、派手にやったねえ」

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