表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/112

魔王軍壊滅の始まり

※2020年5月12日 文の書き直し終了

 俺は、ギルドを出ると人気のない路地裏へ足を運んだ。


「さてと、この辺でいいか」


 すぐそこまで魔王軍が攻めてきている。今から走って行くのでは間に合わなくなる。なので、新たなスキルと魔法を作ることにした。


「『スキル作成』……ワープ」

『スキル作成完了。【ワープ】』


【ワープ】

頭の中で、行きたい場所をイメージしなければならない。

行ったことがある場所にしか使用不可。


 この程度の条件なら大丈夫だな。

 さて、次は……。


「『スキル作成』……MP自動回復、HP自動回復」

『スキル作成完了。【MP自動回復】【HP自動回復】』


【MP自動回復】

10秒でMP1/10を回復する。戦闘時のみ発動。

【HP自動回復】

10秒でHP1/100を回復する。戦闘時のみ発動。


 まあまあ使えるか。でも、この声ってアストもいないのに誰が言ってるんだろう。

 次に、相手が逃げれないようにしないと。


「『魔法作成』……影縫い」

『魔法作成完了。【影縫い】』


【影縫い】

相手の影を地面に縛りつけ、身体を動けなくする。

発動中はMPを消費し続けるが、レベル毎に消費するMPは変化する。


 それと、魔王を苦しめてから殺すための魔法だ。

 生半可な事じゃ許されないけどな。

 何が良いかだろう。徐々に苦しめるのをどうするかだよな。そうだな……。


「『魔法作成』……不死」

『魔法作成完了。【不死】』


【不死】

時間制限のある不死状態を対象に付与する。

使用中は何があっても死ぬことはない。しかし、解除された時に即死する場合がある。


 このくらいのことは味わって貰わないと。沢山の人を苦しめたんだ……エミリの家族も殺された。この程度で許すんだから感謝してほしいくらいだよな……。

 じゃあ、準備も出来たことだし魔王を倒しに行くか。

     ・

     ・

     ・

     ・

 【ワープ】は、前にこの辺りに来たから問題なく、魔王軍の先頭集団まで着いた。目の前には、3000体は居るであろうゴブリン、オークの集団と大きな斧を持った一匹の赤い鬼のような魔物がいた。


「何者だ! 貴様どうやって現れた! 無関係の者ならば即刻立ち去れ! さもなくば、その首もらい受ける!」

「こんなところに堂々と現れて何の用もないと思うか。俺は、お前らを一匹残らず殺しに来たんだよ」

「ふざけるな! 我が、四天王一の強者と知っての狼藉か! 人間ごときが魔族に敵うと思うな!」

「知るか。俺は、お前らを生かすつもりはない。お前らは、人間である俺に殺されるんだよ……」


 そう言うと、アイテムボックスから愛刀を取り出し、一瞬で鬼の側に近づき首を落とした。そして、流れるようにゴブリン達の首を切り落とした……4、5匹逃したが別に構わないだろう。

 そして、片付け終わると魔王が居るであろう最後尾に向けて歩き出した。


「さてと、これからが本番だ」


     ・

     ・

     ・

     ・

 吾は、驚くべき事を配下から聞いた。

 今回は、勇者達も皆殺しにして問題なしと思っていたが、想定外の事態に直面している。


「魔王様! たった今、四天王であるレッドオーガ様とその軍が全滅したとの報告がありました!」

「なんだと、レッドオーガがやられた? 街の外に敵はいないのではなかったのか?」


 おかしい……吾の四天王最強と呼ばれた彼奴がやられただと。あの国の勇者は全て殺した筈だ。それとも腕のたつ冒険者達でも現れたのか。


「敵はどの程度の数なのだ」

「そ、それが……敵は一人との報告です……」


「一人? 馬鹿を言うな。吾の魔王軍最強の者と、ゴブリンやオークの大軍がたった一人にやられる筈がなかろう」

「いえ、おそらく事実でございます……敵は刀と呼ばれる武器を持ち、ローブを羽織った男です。偵察部隊が確認した、と……現在、先頭集団を倒しながら徐々に近づいて来ているらしいです」


 馬鹿な……たった一人で、吾の軍の戦力を25%壊滅させただと。

 そんな事が出来るのは吾か、それ以上の力を持つ者だぞ。


「兵達に伝えよ。一度城に戻り体制を整える!」

「は! 承知しました魔王様!」


 厄介な者が現れたな。下手したら吾が軍が壊滅しかねない……ここは一度退却するのが得策か。

 フフフ……ついに、吾と本気で戦うことが出来る者が現れたか。


 この時、魔王は知らなかった。

 魔王軍の戦力の七割が壊滅した事、相手が神に等しい力を持つ者であることを。

     ・

     ・

     ・

     ・

     ・

・木村大輝(Sランク冒険者・ダイキ) 男

 LV2400

【ステータス】

HP・・・1837386000000000(1837兆3860億)

MP・・・362653700000000(362兆6537億)

物攻・・・23112680000(231億1268万)

魔力・・・23112680000(231億1268万)

敏捷・・・23112680000(231億1268万)

防御・・・23112680000(231億1268万)

【スキル】

『全スキル LV10』『スキル作成 LV10』

『バトルアシスト LV10』『アシスト』

『マップ』『必要経験値1/10』

『経験値100%増加』『LVUP時ステータス超上昇』

『無詠唱』『魔法同時発動』『刀』

『ワープ』『MP自動回復』『HP自動回復』

【魔法】

『全魔法 LV10』『魔法作成 LV10』

『マジックデストラクション』

『インスタントデス』『ウォーターショット』

『ホムンクルス創造』『影縫い』『不死』

【称号】

・勇者 ・適正者 ・神の恩恵 ・魔神 ・剣神 ・龍神

・人間を辞めし者 ・ホムンクルスを作りし者

・アストの主 ・魔物の天敵 ・残虐の王 ・最恐の破壊者

創造神「おお〜! 暴れてるねえ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ