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いそらとみんな

 いそら は物語を書くのが好きだった。

 空を眺め、空気を味わい、地面を踏みしめ、自然を聴いた。里山に近い彼の村には、当然のように自然が溢れていて、それが いそら の五感を刺激する。いそら は風景描写が得意だったからより現実味が出て、読む人すべてを彼の村へ招待しているようだった。

 そんな彼には幼なじみがいる。大人やお爺ちゃんお婆ちゃんの多い村では、同年代の子が数人居ることすら奇跡に思えた。それだけ子どもが少ないのだ。彼は幼なじみへ向かって手を振った。

 いそら と同じくらいの歳の少女と少年が手を振り返しながら、いそら のもとへ駆け寄る。

 いそら の幼なじみの きさき と みかみ だった。きさき はいつもどおり、最高の笑みを見せながら いそら を突き飛ばした。あぁ、変わらないな、と思いつつ地面に身を預ける。彼女には何か悪巧みを決行する時、最高の笑顔で迎え撃つ癖があったのだ。

 みかみ に助けられて起き上がる。彼も彼で悪戯の名人なのだが、今ではすっかりなりを潜めている。なんでも、不意打ちした方が相手の反応が面白かったから、当分は良い子のフリをするんだ、と。

 月に一回、こうして集まっては いそら の書いた物語や絵本を読んで、意見会をする。

 仲がいいからこそびしっと言える。変な気遣いをしない二人を いそら は信頼していたし、何より二人も いそら の話を読むのが好きなのだ。


「今月は敢えてかぎ括弧なしで書いてみたんだ」


 二人は差し出された手帳を開く。

 そこにはいつものように、綺麗な字の物語が書かれていた。

こんな調子で、気が向いた時に短編を書いていきたいと思います。

主人公の書く話、という形で書くつもりです。初投稿で右も左もわかりませんが、のんびり使い方を掴みたいです。

*****

2月1日編集

みんなの名前が見づらかったので前後に半角空白を入れました。

これでちょっとは見やすくなった…かな?

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