表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
sex friend.  作者: りんご。
2/8

異質



それはいつも唐突に始まる。



「今日、空けとけよ。」



私はいつも待つだけ。

悪く言えば私に決定権は無い。


だけど自分の置かれている状況はよく理解しているつもりであり、私はそこまで馬鹿ではない。



『ええ、こっちでいいの?』


「・・・ああ。今日はそっちへ行こう。」



今回はカフェの一角。


この前は学校だった気もする。



「なあ、お前さ。いいわけ?」



何が?なんて聞くほど馬鹿じゃない。



『別に。あなたが求めたんじゃないの。私に決定権があって?』




湯気がまだ出ているコーヒーを一口飲む。


そして目の前に座っている男、西村 凪の目を見る。



「そうかよ。」



『ええ、そうよ。』



言い忘れていたが私たちは立派な高校生である。


普通の高校生で、学校では普通に授業を受けている。

それは彼もおんなじことで、ちょっと言えばたまに授業をサボる程度。



「冷めてやんの。」



だけど普通の高校生と違うのは私達は少しだけ異質の存在だ。



『うるさいわね。もとからよ。』



周りの高校生と比べて顔立ちは整い、手足は細長く、色白な肌にふっくらとした薔薇のように赤い唇。睫毛は節目がちに長くカールしている。



彼だってほとんど一緒。


周りの高校生とは違う。


異質の存在たち。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ