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Fighters  作者: 杉野原 清
Battle by a shadow編
3/6

弾丸vsカポエイラ使いマカオ

 「良し、行くか!!」

弾丸ははりきっていた

「赤コーナァァァァーーーーーーだんーーーーーまるぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーー!!!!!」

歓声があちらこちら聞こえる

それもそのはず今日のこの試合を観るために何百人と集まっているのだから

「だんまるぅぅぅ~~~」

「弾丸、勝てよ~~」

「カポエイラ野郎なんかぶっ潰せ!!」

「久しぶりだな、オイ」

色々な言葉が交わる

「対するはぁぁぁ~~~青コーナーーーーー、マァァーーーーカーーーーオーーッッッッッ!!!!」

カポエイラ使いマカオが出てきた

「!!!」

弾丸は驚いた

まさかさっきジョギングの時であったオカマが対戦相手だとは到底予測できなかったのだ

そしてマカオも

「あ・・あなたはさっきの・・・・ジョギング野郎!!」

ルールは相手を殺すこと以外は何でもありです、用意はいいですか?

「ハッ、あいかわらず滅茶苦茶なルールだな・・」

「レディィィィィィィィィィッッッファイッッッッッッ」

カンッ

ゴングが鳴った


 弾丸が構えた

マカオはサンバのステップみたいな動きを始め、体を左右に動かした

「なんだ!?その動きはッ」

「あら、この動きを知らないとはあなた、カポエイラ使いと闘うのは初めてのようね」

「この動きはジンガといってカポエイラの特徴的なステップなのよ」

すると弾丸は

「そんなゴタクはどうでもいいからよォ、さっさとやろうぜ」

「まったく失礼しちゃうわ、あなたから聞いてきたんでしょうが」

「うぉぉぉぉぉぉぉぉっぉぉぉぉぉっぉぉっぉぉぉ」

弾丸はおもいっきり拳を振った

が、マカオはそれを瞬時的なスピードで避け、

「ハステイラ!!!」

マカオは弾丸に足を引っ掛けて転ばした

倒れた弾丸の上にマカオが乗り、

「喰らいなさい」

「テディラ!!!!!」

マカオは指を二本にし、弾丸の目を突こうとした

が、弾丸はそれを払いのけマカオの顔面に蹴りを入れた

「パグッッッ」

「おぉぉぉぉらッッッ」

弾丸はマカオのお腹に正拳突きを繰り出した

だが、マカオは側転でそれをかわし、

「ケイシャーダ!!!」

マカオのはなった蹴りが弾丸の顎に命中した

ガチンという音が響き渡った

「ぐぅっっ」

「ベンサフォン!!!!!」

顎蹴りをくらって上を向いている弾丸に対し、瞬時に前方押し蹴りを命中させた

弾丸は吹き飛んだ

「あら、あなたの実力はそんなものなの?」

マカオが息を切らしながら言った

「うるせぇ、これからなんだよ」

そして両者が構えた

「ベンサフォン」

マカオはリーチの長い前方押し蹴りを放った

弾丸は素早くそれをよける

「もう一発~~~!!!」

また、前方押し蹴りを繰り出した

だが、それも弾丸はよけ

「ケイッッ!!」

正拳突きをマカオのお腹のど真ん中に命中させた

「フグワッッッッッッ~~~~~~~~~~!!!!!!!!!」

マカオのお腹に激痛が走る

「もう一発~~~!!!」

正拳突きで命中させた同じ場所にもう一回正拳突きを綺麗に当てる

「イテェェェェェェーーーーーーーーーー」

マカオが叫ぶ

「喰らえ、ラストォーーーーーーー」

ラストに繰り出した正拳突きがマカオを吹っ飛ばした

ターボンは

(強くなったな、お前は。嬉しいのか悔しいのかわかんねぇよ)

複雑な気持ちで喜んでいた・・・・

「う・・・ん~~~~~~~~~」

マカオが起き上がれない

カンカンカン

「勝者~~~~~~弾丸~~~~~~!!!!!!」

会場が騒ぐ

「おっしゃ!この調子で次もいけ!!」

「さすが弾丸!!」

「マカオもナイスファイト!!!」

弾丸は

「ッッッッシシシシシャャャャァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアア」

「カポエイラ使い、マカオ攻略だぜ」

「フォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーーーー」

やけに嬉しがっていたのだった・・・・・


 対戦は終わり、会場には人が去り、静かなムードが漂っていた

弾丸がマカオにしゃべりかけた

「どうだ?」

「なにがよ」

「別に何もねぇけどよォ」

マカオが悔しそうな顔になった

「畜生、私もカポエイラをもっと上達させなくちゃね・・」

それ以上2人がしゃべることはなかった・・・・・


 翌日

「はっけよーい、のこった、のこった」

弾丸はターボンと一緒に相撲を見ていた

「なぁターボン、なんで相撲ってのこった、のこったって言うんだ?」

「しらねぇよ」

「おっと、決まった~~やはり勝ったのは関脇、白松龍です」

「なんだよ白松龍って強いのか?」

弾丸がターボンに問う

「あぁ、シャドウにでたことあるよ」

「まじか!!!」

「白松龍、身長186センチ、体重116キロ」

ターボンが解説する

「よし、俺はこいつと闘うことにした」

「ホントかよ、弾丸」

ターボンは驚いた

「ちょっと今からあいつのところに行ってくるわ」

弾丸は迷いなく告げ、ドアを開けて部屋を後にした

「そんな無茶な・・・・・」


 コンコン

「はいって」

「失礼します白松龍関、弾丸という男が面会してほしいとのことで・・・」

「どけ」

弾丸はマネージャーを蹴飛ばした

「お前が白松龍だな」

「そうでごわす」

白松龍が落ち着いて返事を返した

「喰らえッッッ!!!」

弾丸は白松龍の顔を思いっきり蹴った

「ヘッ、甘いな・・勝負ってのはいつ始まるか分からないんだぜ・・・・・油断してんじゃねぇよ」

と、言った直後に弾丸は白松龍に張り手をかまされた

「油断してるのはおいどんではなくあんちゃんのようでごわすな」

(なんていう撃たれ強よさだ・・俺のフルパワーの蹴りが全然効いてねぇ)

「悪い、悪い、関脇、また今度闘おうぜ、これをっと」

弾丸は地下闘技場シャドウの闘いの日を書いてある紙を白松龍に渡した

「ここで白黒つけようぜ」

そして弾丸は去った

闘いは1週間後だ


続く


 

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