地下闘技場シャドウ
「バクッバクッバクッバクッ」
弾丸はパンをかじった後にカップラーメンができあがったのに気付き、カップラーメンを口に入れる
「ズズズズルルルズズズズズルルルルルルルルル」
あっという間に食べ終わり今度はおにぎりを食べる
「バリッバリリリリッッ」
おにぎりに巻いてある海苔が弾ける
「ぐは~~、やっぱ食欲には勝てんな」
スポーツドリンクを一気に飲み、30分後に筋トレを開始する弾丸だった
「フゥア~~~、フッ、フゥァ~~~、フッ」
腕立て伏せ200回
「フシュ~~~、フッ、フシュ~~~、フッ」
クランチ300回
「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ」
スクワット500回
汗まみれになった弾丸はプロテインを取り横になった
なにもつぶやくことなく眠りについた…
翌朝
弾丸は行きつけの居酒屋に入る
カランカラーン
「ヘイ、ラッシャイ」
するとテーブル席に座っている男が
「お~い弾丸、こっちだ」
弾丸に呼びかけた
弾丸はニヤつきながら
「久しぶりじゃねぇかよターボン」
そのターボンという男はアメリカ人で印象は黒人で身長が190センチ台の大柄な男である
「最近顔見せねぇから心配してたんだぜ」
日本語がペラペラだ
「それでなんの用なんだ?まさか昔話をするためにここへ呼んだんじゃねぇだろぉ?」
弾丸がそう尋ねるとターボンは
「何かといい話があるとこの居酒屋に集まりよく皆で盛大に盛りあがったよなぁ弾丸~~~ッッ」
そういうと弾丸はやれやれという顔になり
「今はあそこに戻る気はないよ…」
そう言う
「いや、今回すげぇお前が食いつきそうな話を伝えようとしてきたんだ」
「なんだ・・?その話とは・・・・?」
弾丸は不思議そうに言うとターボンは
「率直に言おう」
「今度例の地下闘技場にブラジルからカポエイラという蹴り技をメインにした非常にアクロバティックな動きをする拳法をこなす格闘家が来るんだ・・どうだ・・?俺はカポエイラなんてゲームや話しでしか観たことがねェし聞いたことがねぇ…」
すると弾丸は
「俺は話しでしか聞いたことがないんだけど・・・・」
「ハハハ」
「それで?どうするんだい?」
弾丸は決断を済ませた
「もちろん行くさ、ターボン、そいつと地下闘技場で闘わせてくれッッ!!!」
「何が、そいつと地下闘技場で闘わせてくれッッ!!!だ、さっきまで俺はあそこに戻る気はないよって言ってたくせに、全く・・色々と突っ込みどころのあるお前は昔と全然変わんねぇなぁ!!!」
ターボンは笑った
そして弾丸も笑った・・・・・
「あら、このイヤリング私に似合ってるかしら?」
カポエラマスターマカオは自信満々に尋ねる
「正直に言います・・似合ってません、カポエイラマスター」
カポエイラマスターマカオはこう言う
「お世辞にも似合ってるっていいなさいよあなた」
「そういえば明日ジャパンに向かうけど私の対戦相手は誰なのよ?」
「弾丸という男です」
「ダンマル?知らない名前ね、ま、私にかなうわけないけどねぇ」
そして当日を迎えた
場所は地下闘技場シャドウ
「久しぶりだな弾丸」
ターボンは懐かしがる
「久しぶりだな本当に…」
弾丸も懐かしかった
「お・・お前は弾丸じゃねぇか!!」
誰かがしゃべりかけてくる
「あ、あなたは剣太郎さん」
剣太郎はこの地下闘技場シャドウの設立者であった
「お前がこのシャドウのリングにまた上がってくれるとは俺も嬉しい限りだぞ」
「いやぁ、俺もです」
弾丸は照れる
そう言うと弾丸はドアを開け、出て行く
ターボンが
「どこ行くんだ?弾丸」
「試合開始まで時間があるんでちょっくらジョギングしてくるぜ」
「ヘッ、好きだなお前も」
弾丸がジョギングを始めた
「ハッハッ、ハッハッ、ハッハッ、ハッハ、ハッハ、」
10分くらいたつと男性とすれ違う
「ねぇあなた、この近くにシャドウっていう地下闘技場知らない?」
と、男性が話しかけてきた
「オカマか?お前」
「失礼な奴、心は女なのよ」
「ヘッ、この道をまっすぐ行くとでっかいビルが建ってるから。」
「ありがとうね、お兄さん」
男がその通りを歩いて行った・・
弾丸はジョギングをしてる途中牛丼屋を見つけた
「おう、牛丼大盛りな」
バクッバクッ
「はぁ、食った食った」
そして弾丸はシャドウに戻り、試合前の準備をするのだった・・・・
「良し、俺はいつでも準備が出来てるぜ」
「試合開始まで10分前だ、そう慌てるな弾丸」
ターボンが言った
「うずうずしてるんだ、なんせ相手は初のカポエイラ使いだからな」
「相変らずお前も好きだなぁ」
「良し、サンドバックどこだ?」
「まさか、今更ウォーミングアップか?」
弾丸がサンドバックの前に立ち、目を閉じ、呼吸を整えた
「ふしゅー、ふしゅー、ふしゅー、ふしゅー、ふしゅー」
「カッ!!!!」
弾丸は目を開けた
「うぉぉぉぉぉぉぉぉっぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
弾丸はサンドバックを無造作に殴った
パンッッッ、パンッッッ、バチンバチン
音が響いた
「ケリャアアアアアアアァァァァァァァァァアアアアアアアアアア」
そして弾丸が正拳突きをサンドバックにあてた
するとサンドバックはパシューという音を立て、破れたのだった
「ッッッ!!」
ターボンは思った
(明らかに前よりも弾丸は強くなっている!!!これはある意味カポエイラ使いよりも見物かもな・・)
ガチャッ
扉が開いた
「弾丸選手、時間です」
いよいよ熱い闘いが始まろうとしていた・・・・
続く