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テクノブレイカー  作者: 戸在道定
1/1

プロローグ

笹木秀男、享年98歳。

死因:テクノブレイク。

備考:重度の現役中2病患者&邪気眼。美少女ゲーム伝道協会永世名誉会長。童貞。



某月某日、東京都小平市のとある都営住宅の一室で一人の老人が死んでいるのが発見された。

部屋には大量のマンガやゲーム、フィギュアにDVDが溢れ、老人はパソコンのディスプレイに向かって息子を握り締め、目をカッと見開き死んでいた。大往生である。

ちなみにディスプレイには「妹たちがお兄ちゃんを好き過ぎて修羅場なんですけどwww」という美少女ゲームのメインヒロインである笹木秀美とのHシーンが映し出されていた。

恐らく、実在したかもしれない妹を重ねて見ていたのだろう。

色々な意味で発見者の涙を誘う情景であった。


ん?何故そんな美少女ゲームの詳細を発見者が知っていたかって?

べべべっ、べつにたまたまだっつーの!

別に美少女ゲームとか好きなわけじゃねーし!

たまたま知り合いにそういうのが好きなやつがいて、たまたまこの前それの話を延々と聞かされたから、たまたま覚えてただけだっつーの!


さておき、発見者はそんな情景に涙を誘われはしたが己の職務には忠実にであった。

いっそ冷酷とも言えるほどに淡々と己の為すべきことを為した。

そう、童貞のまま死んだこの老人の魂を異世界<チキュウ>に魔法使いとして転生させたのだった。


続くかどうかはわかりません。

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