~四人の少女の朝~
初連載小説。
まだ内容はこれといって決まってませんが、
いろいろぶっこんでみたいなとは思っています。
ピピピピピッ ピピピピピッ
規則正しい目覚まし時計のアラーム音が鳴った。
カチッ
時計のアラームを消して、すっとベッドから身を起こし、
カーテンを開け朝日を体中に浴びて一回伸びをする。
「今日もいい天気。」
目を細めながら少女はいった。
杜崎 菜穂子だった。
着慣れた制服に着替え、
ボブカットの真っ直ぐな黒髪を
丁寧に櫛で梳かして朝食を摂りに階下に向かう。
朝食をすませて一服すると、
いつもと同じく余裕をもって家を出た。
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ピッーーーーー、ピッーーーーー
携帯電話のアラーム音が部屋中に鳴り響いていた。
「ん~~。もう少し・・・むにゃむにゃ。」
鷹野 琴子は未だ夢の中のようだ。
起きる気配はまったくみられない。
彼女が起きるのはこれから一時間後のことだった。
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気づくと、そこは見覚えのない廃墟であった。
「あれ~? またやっちゃたのかな・・・。」
三木 千世子は枕ひとつ抱いて
寝てる間に移動してしまったのだった。
「戻れるかな~。まっ、歩いてればそのうち辿りつくか。」
と、とりあえず外につながる出口に向かって
とぼとぼと歩いていくのであった。
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永山 侑子は朝から道場で稽古をしていた。
・・・が、
グゥ~~~~~~~~
「腹減った・・。」
シャワーを浴びて、朝から米三合を平らげた。
なんという食欲なのだ。
「うーん。食った、食った。あっ、ちょうど学校行く時間。
さっすがあたしの腹時計!ちゃんと計算してるんだな。」
そして手早く制服に着替えると
勢いよく扉を開け学校へと向かっていくのであった。