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天使の残像  作者: 河野 る宇
◆第6章
28/45

*遂行の先

 一通り撤収し終えたと感じたベリルが発する。

「我々も撤収だ。ダグ、レモンを」

 言われて少年は手榴弾を取り出す。

「抜いて向こうに投げろ」

「うん」

 指示通りにピンを抜き思い切り放り投げた。

 瞬間──一斉に走り去る。数秒ほどして後ろから爆発音が聞こえたが構わずに走り続けた。

「撤収完了だ。ランデブーポイントへ」

 工場から出てジープに乗り込み仲間たちが集まっている場所へ……そこは工場がよく見える高台だった。最後に来たベリルに仲間の1人が何かのスイッチを手渡す。

「……」

 それを受け取り工場を見つめた。

 おもむろにそのスイッチを押すと数秒後に轟音を響かせて工場が爆発していく。暗い空の下、工場は一際ひときわ明るく派手に音を立てて崩壊していった。

「さあ~て帰るか」

「報酬いただきだな」

「待ってくれないか」

 そんな彼らをベリルが制止する。

「どうした?」

「本当の依頼主から報酬を受け取らないかね」

「……」

 そこにいる全員が顔を見合わせた。

 彼らは依頼してきた人物が本当の依頼主では無い事は知っていた。代理が来るのはよくある事だからだ。

 しかし今回に限ってベリルは本来の依頼主に会おうと持ちかけた。彼がそう言うのだ、きっと何か考えがあるに違いない……全員は小さくうなずいた。

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